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“単純化してはいけない”といいながら、また単純化される国の政治。。。

昨日の帰りの電車で携帯のニュースを見るまで、マイケル・ジャクソンの死を知らなかった。
自殺か事故死なのか、現時点では判らない。


さて、国内では、先の東国原宮崎県知事の国政参加話題や橋下大阪府知事の政策研究会の話題でニュース番組がにぎわっている。
地方自治体への権限委譲は純ちゃんの“行政改革”の柱の一つだった。
こういった動きは、今の自民党が“小泉改革”を否定することで自らの存在を示そうとしている事への地方自治体の危機感の表れなのかもしれない。
以前は“誰に”対してかを明確に示していなかった民主党は、今は“地方へ主権を委譲”すると言っている。
これって、本当に“望まれる事”なのだろうか?
地方に権限を委譲することはあるにしても、主権を地方へって、どんな形で?
まさか、国会を解散して地方自治体がバラバラにそれぞれの利益を追求することを言って居るわけではないよね?
でも、地方へ主権を委譲するなら、国家は存在意義はない。国会も必要ない。
それぞれの地方自治体が“国家”になるのだから。


それにしても、“政治は単純ではない”。
マスコミは、先の郵政民営化選挙の結果を見て、今頃になって「政治は、Yes or No ではない」と言い出した。
「政治を単純化していはいけない」、「バランス感覚が大事」、「地方分権のシングル・ウィッシュではいけない」だなんて、何を今更?
4年前は“政治を単純化”することで自民党政権、小泉政権を覆そうとしたのはマスコミ自身でしょ?
その他の政治問題や政策を全て隠して、“郵政民営化”に特化した“判り難い”選挙を、郵政民営化にYesか?Noか?に答えればイイと単純化したのでしょ?
流石に、4年経ってマスコミも多少は成長したと言うべきか?
って、これで、“報道機関は政治を監視するのが義務”だなんて、よく言うよ。


しかし。、また今回の選挙も“地方分権”に終始する選挙になるのだろうな。
そしてそれは、国民に主権を持たせながら地方分権を遅々と進めるのか、地方の首長(=政治家)に国家主権の全権を与えて国会の機能を“お飾り”にするのかの選択になるのだろうけど、最近のマスコミ報道に拠ると地方首長に国民の主権の全権を委譲する方を推進しているのだろうね。
でも、国民は1度、主権を手放したら、昭和10~20年の再来になると考えた方が良さそうよ。
“政治”や政治家に国家主権を委譲するのは間違っていると、日本人は勉強したはずなのに。。。

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