- 2009年12月 3日
- 01.時事寸評
事業仕分けって、党内でコンセンサスが取れていなかったのかな?
鳩山首相、長妻厚労相の対応批判...事業仕分け12月3日21時44分配信 読売新聞
鳩山首相は3日、行政刷新会議による事業仕分けの評価結果の一部を長妻厚生労働相が受け入れないと表明したことについて、「よほどきちんとした理屈をたてなければ、事業仕分けの努力が報われなくなる」と批判した。
長妻氏は2日、仕分け対象となった厚労省所管の51事業のうち、診療報酬など19事業について「評価結果通りの対応は困難だ」とする見解を発表した。
最終更新:12月3日21時44分
まぁ、もっとも、「コンクリートから人へ」という選挙公約を掲げながら、事業仕分けで福祉関連事業と手当ての原資をカットされたのだから、「事業仕分けどおりに実行されたらマニフェストが実行できない」と長妻君が考えるのも無理もない。
マニフェストの実行に対してポリシーがないのか、マニフェストそのものにポリシーがないのか、純ちゃん時代の自民党、太郎チャン時代の自民党と比べても、政権の意志に対する党員の"抵抗"が大きいように感じる。
仕分け結果の尊重を=鳩山首相12月3日19時3分配信 時事通信
鳩山由紀夫首相は3日夕、厚生労働省が行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」などとされた事業の一部は評価通りの対応が困難としていることについて、首相官邸で記者団に「よほどきちんとした理屈を立てなければ、仕分けの努力が報われなくなる。簡単な話ではないと思う」と述べ、仕分け結果を尊重するよう求めた。
最終更新:12月3日19時7分
予算査定を公開することに対する国民の支持と、その結果に対する支持は別もの。
多くの良識ある国民は、マニュアルに沿っただけで政治的なポリシーの感じられない事業仕分けの結果に納得してはいない。
民主党の自己満足を、さも"国民の総意"のように勘違いしてもらっては困る。
といっても、KY首相クンは勘違いするだろうなぁ。。。(^_^;
朝のワイドショーで、コメンテーター氏が、「鳩山さんは麻生さんの後でよかった。小泉さんの後だったら比較されて平凡以下の首相に見えただろう」と言っていた。
でも、ゆっぴぃクンは、純ちゃんとも太郎チャンとも根本的に質が違いすぎるのに比べるのは失礼だと思うし、彼がより下等といっている太郎チャンの方がゆっぴぃクンより上等というか、ずっとマシだと思うよ。
他人の意見も聞かず自分の勘と判断だけを信じていた純ちゃんは、国政に対して哲学と理想があった。
道路建設や土木工事を初めとする公共事業、郵政民営化は既得権者だけが利益を得る仕組みを壊そうとしたものだった。
そのための「競争原理」の導入だったし、民間に仕事を振り分け国の仕事を小さくした。
確かに、ゆっぴぃと純ちゃんでは、格が違うというものだろう。
太郎チャンは党内で余りに力がなさ過ぎた。
勿論、政治家としても純ちゃんと比べるべくもないが、党内で力がないために色々な人の意見を取り入れなければならず結局決断できないでいた。
太郎チャンの政権では船頭が多かったという事だろう。
というか、太郎チャンは決定権が与えられていなかったというのが正直な処だろう。
一方、ゆっぴぃクンは船頭なんているのか?
お金持ちの坊ちゃんの道楽で政治家になり、名誉欲、権力欲から総理になったけど、ブレーンを持たないから何も決められない。
何も決められないという意味では、太郎チャンに似ている。
けど、ゆっぴぃクンの場合は、「何も決めない」のがゆっぴぃクンの意志。
要するにモラトリアムなだけだけ。
おまけに全く政策の異なる2政党との連立維持のため、ゆっぴぃクンにとっての政権運営の拠り所であるマニフェストをそのまま実行することもままならない。
"決めない"まま時間をすごせば、国民はマニフェストを忘れてくれるか、何らかの環境変化によって都合の良いように変化しているかもしれない。。。なんて期待があるのかも。
そういう意味で、太郎チャンとゆっぴぃクンは同じ"決められない"首相であっても、質は違うような気がする。
それにしても。。。
こんな八方美人、優柔不断氏が首相で居られるのは、日本が平和だからという事なのかな。。。
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