- 2009年12月14日
- 01.時事寸評
民主党による天皇の政治利用問題について、基い、習近平中華人民共和国副主席の天皇謁見について、中国遠足から戻った一郎クンが会見を行った。
民主党の小沢一郎幹事長が行った14日の記者会見要旨民主党の小沢一郎幹事長が行った14日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席が特例的に会見することになった経緯や永住外国人への地方参政権付与法案などに関する発言要旨は次の通り。
-連立内できしみもあるが
「普天間問題について論じる立場にはありません。私としては参院選挙、3党で協力して、また民主党としても独自で過半数が取れるように今後とも全力で努力したい」【天皇陛下と習副主席との会見の経緯】
-習副主席と天皇陛下の会見は(1カ月前に文書で正式に申請する)「30日ルール」にのっとらず行われるが
「30日ルールって誰がつくったの?知らないんだろ、君は。法律で決まっているわけでも何でもないでしょ、んなもの。君は日本国憲法を読んでるかね? ふん? 天皇の行為はなんて書いてある?」-国事行為と
「国事行為は内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認 で行われるんだ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。ね」
「だから、なんとかという宮内庁の役人(羽毛田信吾宮内庁長官)が、どうだこうだどうだいったそうだけども、まったく、日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない」
「しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が、内閣の方針、決定したことについてどうだこうだというのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない、民主主義を理解していないと(いうのと)同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。あたりまえでしょ、役人なんだもん。そうでしょう?」
「マスコミも役人の言う通り報道ばかりしてちゃいけません。ちゃんとよく憲法を読んで」
「そして天皇陛下のお体がすぐれない、体調がすぐれないというならば、それよりも優位性の低い行事はお休みになればいいことじゃないですか。そうでしょう? わかった?」-陛下の健康上の問題にかかわらないなら1カ月ルールはよろしいものではないという認識か?
「だから、1カ月ルールなんて誰がつくったんですか?」-(ルールは)なくてもいいと思うのか
「なくてもいいもんじゃない。誰つくったか調べてからもう1回、質問してください」
「私はルール無視していいとかなんとかといっているんじゃないよ。宮内庁の役人がつくったから、金科玉条で絶対でそんなバカな話があるかっていうんですよ。ね」
「天皇陛下はご自身に聞いてみたら『それは手違いで遅れたかもしれないけれども会いましょう』と、必ずそうおっしゃると思うよ。わかった?」-小沢氏が平野官房長官に対して、(天皇陛下と習副主席の)会見を要請したという報道があるが、事実関係は。政治利用という議論がおこっているがどう考えるか
「今説明したじゃないですか。天皇陛下の国事行為、行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。そんじゃ、全部、国事行為は全部、政治利用になっちゃうじゃない。諸君の理解が、まったくおかしいんだよ。マスコミの。そうでしょう」
「天皇陛下は内閣と助言と承認(で行うと)、憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だとかいったら天皇陛下、何もできないじゃない。内閣に何も助言も承認も求めないで、んじゃ、天皇陛下が個人で勝手にやんの? そうじゃないでしょ」-要請したという事実関係は
「政府の決めることですから。私が習近平副主席を天皇陛下とお会いさせるべきだとか、させるべきでないとか、というようなことを言った事実はありません!」-習副主席と小沢氏の会談が中止となったが
「予定していたわけではございません。会いたいという連絡はあったそうですけれども、私は中国行ったばっかりですし、(習氏は)お忙しいと思って『ご無理なさらんでもよろしい』と(中止を伝えた)」
尊大すぎる一郎クンの態度、物言いに腹が立ってきた。
民主党の言うルールは"法律"だけらしい。
或いは、鳩山由紀夫内閣官房副長官が定めたルールだから鳩山由紀夫内閣総理大臣、イヤ小沢一郎民主党幹事長が破るのは問題ないとでも?
天皇の体調を考慮した面会申し込みルールを"法律"ではないのだから、天皇の体調が優れないなら中国要人との面会より重要性が低いものを取りやめるべきだと一郎クンは言った。
国家元首でもなければ、大使・公使でもない人物との会見は本来(憲法で定められた)、国事行為ではない。
すなわち、内閣の助言と承認の元に(一郎クンの意識下では「内閣の命令下に」)天皇が行う行事ではない。
一郎クンの言う優位性の低い行事の1つでしかない。
さて、法律に決められているルールだけが守られるべきルールだと言うのであれば、一郎クンの"体調を考慮した"国会サボタージュは日本国内唯一の"ルール"を破っていると、国会議員として弾劾されるべきじゃないのか?
一郎クンなりに、選挙>国会という優先順位の中で、体調考慮の結果優先度の引く国会出席を取りやめているのだろが、医者に止められているから国会に出席できない国会議員なんて、税金の無駄遣いでしかない。
しかも、国会には出られないけど、選挙運動のためになら全国各地に予定通り出かけていく事ができるのだから、訳がわからない。
それにしても、「必ずそうおっしゃるよ」と天皇の言葉を代弁して見せるというのは、どういう神経なのか?
まるで、戦前の陸軍司令部のようだね。
それは、民主主義とは正反対にある政治思想だ。
民主党は、もう1度世界大戦前夜の過ちを犯したいと考えているのか?
さてさて、今回の習近平副主席と天皇の面会に関して、香港紙は「鳩山首相が中国のために、天皇陛下に"慣例を破る"よう強く勧めた」と報じた。
次期国家主席争いの中心に居る人が日本の天皇に"特別に"面会する事は、後の権力争いを有利にする事だ。
一郎クンは中国の権力争い(で一方)に手を貸したという事で、それは外交的にとても危険な事である。
一方でまた、鳩山という日本の首相が中国の恫喝に屈したという印象も外交的に問題がある。
鳩山民主党政権は、つくづく日本を貶めたいらしい。
これでは亡国政権といわれても致し方ない。
しかし、こんなに貶められても未だ鳩山民主党政権を支持する輩がいるのだから、日本も本格的に末期だとしか思えない。。。
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