- 2009年12月11日
- 01.時事寸評
1つ前のエントリーの最後にも書いたけど、今日は国債金利が上昇している。
国債金利を見ると、マーケットは日本政府、民主党政権を信用していないらしい。
まぁ、国債の大量発行が現実のものとなっているから、金利が上がるのは当たり前だね(^_^;
政府、「国債発行44兆円以下」を断念12月11日3時5分配信 読売新聞
政府は10日、2010年度予算編成で、新規国債発行額を44兆円以下に抑制するとしていた目標を事実上断念する方針を固めた。
来週中の閣議決定を目指す10年度予算編成の基本方針には、新規国債発行額などに関する数値目標は盛り込まず、財政規律を維持する方向を示す程度にとどめる見通しだ。
10年度予算は概算要求段階で歳出規模が過去最大の95兆円に膨らむ一方、税収は30兆円台後半まで落ち込む見通しだ。政権公約の施策を実施するには44兆円の目標達成が困難になったと判断した。新規国債の増発容認で予算の大幅削減は難しくなってきた。平野官房長官は10日夕の記者会見で「44兆円に縛られて国民生活の実態に対応できない予算なら、少し違うと思う」と述べ、目標にこだわらない考えを示した。鳩山首相は11月の衆院予算委員会で「44兆円を超えないよう最大の努力をする」と明言しただけに、市場には「信認を失いかねない」との声が出ている。
最終更新:12月11日3時5分
市場の信任は、金利そのものだよね。
金利が上がったという事は、市場は信任していないという事。
国債発行に関して、藤井君がこんな話をしたらしい。
国債発行上限44兆円、守らなければいけない=藤井財務相2月11日21時30分配信 ロイター
[東京 11日 ロイター] 藤井裕久財務相は11日午後、TBS番組の収録で、2010年度予算の新規国債発行額について、09年度第1次補正予算後の44兆円以下に抑制する方針を守らなければいけないとし、方針を堅持することが国債市場の信用に結びつくと語った。
藤井財務相は10年度国債発行を44兆円以下とする方針について「守らなければいけない。それが国債市場の信用に結びつく。これを壊してはいけない」と指摘。
国債市場の動きを「非常に注目している」とし、「市場の消化能力を超えるような国債を乱発したら、日本経済そのものが無茶苦茶になる」と安易な国債増発議論に警鐘を鳴らした。
(ロイターニュース 伊藤純夫記者)
最終更新:12月11日21時36分
今秋、急激に円高になったときに、「円高を許容できない」と迅速に言ったならば円高は緩和し今ほどの円高にはなっていなかっただろう。
適切な時期に適切なコメントを発しなかったと言う意味で、財務大臣としての藤井君を評価できないでいる。
でも、今日の「市場の消化能力を超えるような国債を乱発したら、日本経済そのものが無茶苦茶になる」というコメントには、財務大臣らしさを感じたよ。
ゆっぴぃ内閣にも日本経済に考えが及ぶ人が居たことは一縷の望みだね。
国債目標めぐり迷走=「否定」後一転し、明記を指示-鳩山首相
12月11日13時32分配信 時事通信2010年度予算の新規国債発行額について、数値目標を予算編成方針に明記するかどうかをめぐり、鳩山由紀夫首相の発言が11日揺れた。
首相は国会答弁で、10年度予算編成で国債発行額を44兆円以下に抑制する考えを表明していた。これについて首相は同日朝、記者団に対し、「あきらめる話ではない」としつつ、「国民の命を守るのが政治家の務めだ。1円でも超えてはいけないとか、何らかの目標(を定める)とかの議論のたぐいではない」と語った。このため、数値目標の明示に、首相は否定的と受け取られた。
ところが、首相はこの後、平野博文官房長官や菅直人副総理兼国家戦略担当相に対し「数字を入れた上で、予算編成の基本方針を作るように」と指示。平野氏は午前の記者会見で、「数字を入れないと、(国債発行が)青天井になる。首相としては、財政規律の考え方も一面に置かなくてはならないと(考えたのだろう)」と説明した。
この問題をめぐっては、平野氏自身、10日の会見で予算編成方針に明記しない考えを示したばかり。10年度も税収の大幅減が確実の中、財政規律と景気下支えのはざまで苦慮する鳩山政権の姿が浮き彫りになった形だ。
最終更新:12月11日13時33分
一事が万事この状態。。。(^_^;
ほんと、この内閣って、朝礼暮改どころではなく、朝礼朝改昼改暮改。
どのタイミングの言葉を信用しろというのか、何を言いたいのか解らない内閣だよな。。。
このままでは、国際社会で「日本の存在そのものが国際社会のリスク」と言われかねない危険があるのだけど、ゆっぴぃを初めとする政府与党にはその危険を感じている人が何人いるのだか。。。多分、居ないよねぇ。。。(^^;
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