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"国体変更"の夜明け前、日本はファシズムを肯定するのか?

小沢一郎という人は、恥という言葉を知らないのかな?
独立国家であるはずの日本が、仮想敵国(未だ、解除していないはず)に国会議員を大勢引き連れて朝貢するなんて。。。

で、一郎クンは中国共産党に何を認めて欲しくて、今回の"遠足"を行ったのか?


小沢氏「私は人民解放軍の野戦軍司令官」

12月10日20時56分配信 産経新聞

 【北京=原川貴郎】民主党の小沢一郎幹事長を名誉団長とする同党訪中団は10日午後、北京に到着した。小沢氏は同日夕、北京市内の人民大会堂で胡錦涛(こきんとう)中国国家主席と会談し、日中関係の強化や民主党と中国共産党の政党間交流の促進を協議した。小沢氏と胡氏の会談は政権交代後は初めて。昨年5月の胡氏来日時に続き4回目となる。会談は約30分間で、輿石東参院議員会長と山岡賢次国対委員長が同席した。
 訪中団は、民主党国会議員約140人を含む総勢600人超が参加する異例の訪問団となった。小沢氏のライフワークである日中交流事業の「長城計画」と民主党と中国共産党の「交流協議機構」の行事を兼ねており、航空機5便に分かれて北京入りした。小沢氏は到着後、中国側が用意した巨大な黒塗りのリムジン車に乗り込むと、添乗員の掲げる旗に従った同行議員らが、チャーターしたマイクロバスで長い車列をつくって市中心街に向かった。
 「140人以上の国会議員が参りまして、(胡氏が)大変お忙しい中、それぞれの議員とツーショットを撮っていただき本当にみんな喜んでいます。友好発展のため、ご理解いただきたい」
 冒頭、小沢氏は笑顔でこう語りかけた。会談に先立ち、訪中団は、胡氏ら中国要人との恒例の記念撮影を行っていた。
 胡氏は「小沢氏は中国人民の古くからの友人で、中日関係発展のため数多くの貢献をしてきた。今日は新しい友人がいっぱい生まれるだろう。それを日中関係に役立てたい」と語った。
 小沢氏は来夏の参院選について、「こちらのお国(中国)にたとえれば、解放の戦いはまだ済んでいない。来年7月に最後の決戦がある。私は人民解放軍の野戦軍司令官として頑張っている」と語った。
 自民党との戦いに言及した小沢氏は、両国の「最高実力者」同士の顔合わせだったにもかかわらず、東シナ海のガス田問題など懸案をめぐる突っ込んだ議論は避けた。理由は、「政治的課題を議論しにきたわけではない」(小沢氏)というものだった。
 小沢氏は11日に韓国・ソウルへ単独で移動し、12日に李明博(イミョンバク)大統領と非公式夕食会に臨み、13日に帰国する。
 自民党の谷垣禎一総裁は10日の会見で「これだけ大勢の国会議員が国を留守にするというのは異例だ。自民党だったらこういう発想はしない」と語った。
最終更新:12月10日21時15分


しかし、一国の国会議員が、定数480人の内の140以上が一緒に海外旅行をするなんて、マトモな国のすることとは思えない。
危機管理の面でも問題がある。
更に、これが全て同じ政党の議員というのだから、"危機管理が出来ていない"という言葉を通り越す。
可笑しすぎて笑えないよ。

非常時には何かを決議しなければならない国家の議員が、議決を出来ない、少なくとも与党提出の立法を維持できない程度に国を留守にするのはどういう意図なのか?。
海の向こうには日本を射程圏内とするミサイルを保持する(仮想)敵国があるというのに、これって余りに暢気でない?
もし、彼らの朝貢中に38度線北側の国が日本を攻撃したら、国会はどんな手を打てるというのか?
国会議員の仕事は国民の生命と財産を守る事なのに、自らの仕事を放棄しているのだよ。
自らが志をもって立候補した国会議員とは思えないね。

それにしても、自らが赴いている国は彼の国の同盟国、志を捨てたのではなく自ら進んで人質にでもなりに行ったのか?
当選回数の若い議員は一郎クンの人質なのだから仕方がないとしても、輿石クンや山岡クンも金魚の糞でしかないのか?
このお2人は政治家でもなんでもなく、ただのおバカさん以外の何者でもないね。

国際社会的には"人民解放軍の司令官"とはナチスの将校に匹敵する程の意味を持つ。
一国の政権与党を代表する政治家の1人がこういう行動を取ることは、一般的には国体が変わったと取られて当然とも言えるのかもしれない。
いや、もっと踏み込んで、日本の政権与党が日本を中国に売ったと思われても仕方がないよ。


ヨーロッパ諸国ではイギリスのヘンリー王子が年端も行かない頃に言った事であってもナチスを肯定する言葉を許さないのに、亡国日本では"民主"を冠する政府与党の幹事長が"非民主主義"を大っぴらに肯定しても問題にすらならないと一郎クンは考えているらしい。
私に言わせば一郎クンには政治センスの欠片もないと言うところだけど、日本でそう大きな問題にならないと言う事は日本にはファッショの残党が生き残っているのだろう。

でも、日本国内では黙認されたとしても、国際社会はそんな人物が政権与党で最も権力を握っている日本に対して懸念を持つだろうね。
ゆっぴぃクンの東アジアの"友愛圏内"には入っていないだろうASEAN諸国が最も危機感を持つかもしれいない。
日本の東アジア外交に1つ癌が出来た感じだね?(^_^;


<小沢幹事長>胡主席と会談 米の不信に拍車も」

12月10日21時44分配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二、近藤大介】民主党の小沢一郎幹事長は10日、党所属国会議員143人を含む約600人とともに中国を訪問し、同日夕(日本時間同)、胡錦濤国家主席と北京の人民大会堂で約30分間、会談した。小沢氏と胡主席の会談は、民主党が野党時代の08年5月以来で、政権交代後初めて。鳩山政権の与党第1党として「中国重視」を鮮明にした形だが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡ってギクシャクする日米関係への影響を懸念する声も政府内から出ている。
 会談で胡主席は政権交代後の日中関係について「穏やかに過渡期を経ることができた」と評価。小沢氏についても「長期にわたり、中国共産党との『懸け橋』として、重要な貢献をされている」との見方を示した。
 胡主席と小沢氏は、両党の交流事業をさらに拡充させることで一致した。小沢氏は「政府レベルの議論も大事だが、党レベルで政治・経済などに忌憚(きたん)のない話し合いができればいい」と提案。胡主席も「相互対話を通じて、共通の発展をもたらすプラットホームにしていきたい」と応じた。
 小沢氏は併せて、自ら10年夏の参院選を話題にし、「最終決戦に備え、兵を募り、野戦軍の最高総司令官として勝利を目指している」と述べ、参院での単独過半数確保に意欲を表明。今回、先の衆院選で初当選した約80人が同行していることにもふれ、「国に帰り、胡主席との出会いを話すことが、日中友好発展にいい結果を生む」と強調した。
 会談には、民主党の輿石東参院議員会長や山岡賢次国対委員長らが同席。日中間で懸案となっている東シナ海ガス田開発問題や中国製ギョーザ中毒事件などの話題は出なかったという。小沢氏は胡主席との会談後、中国共産主義青年団の陸昊第1書記とも会談した。
 小沢氏は自民党時代の89年から日中交流を本格化させ、民主党代表就任後初の外遊先にも中国を選んだ。今回は党内の若手から幹部まで各世代の議員が同行しており、党幹部は「中国への最大の『土産』は、同行議員の多さだ」と説明する。
 ただ、鳩山由紀夫首相が普天間問題の決着を先送りした直後だけに、派手な訪中団が米側の不信感に拍車をかける可能性も指摘されている。政府内には「訪中のタイミングが悪く、米国側に過度な中国シフトの印象を与えかねない」(外務省幹部)と危惧(きぐ)する声も出ている。
最終更新:12月10日23時10分


別に、訪中のタイミングの問題だけではない。
政権与党である民主党の政治姿勢そのものが"問題視"されているだけ。


「平和維持へ戦争必要」=義務と犠牲を強調-オバマ米大統領

12月10日22時20分配信 時事通信

 【オスロ時事】オバマ米大統領は10日、ノルウェーのオスロ市庁舎で行ったノーベル平和賞受賞演説で、「世界に悪は存在する。時に武力は必要だ」とし、「平和の維持のため、戦争という手段には一定の役割がある」と述べた。また、「平和は義務を必要とし、犠牲を伴う」と語った。 
最終更新:12月10日22時23分


戦争を"平和維持のために必要"と、自身のノーベル平和賞受賞の際のスピーチで語るオバマ君はたいした人物だと思う。
このような"大"人物を国家元首と掲げる国を相手に、敢えて"敵国"になろうとする日本の政治的リーダーの不見識を憂うのは一般的な日本人の感覚ではないのか?

表向きの日本の政治リーダーの優柔不断さと実質的な政治的リーダーの売国度合いを考えると、日本の将来は考えるまでも無いのかもしれない。
明日には日本は中国の属国になるのであれば、民主党政権が国債をいくら発行しようと、日本国政府発行の国債なぞ紙くず以下の価値もないのかもしれない。






以前、「この国」と言う言い方をする人物を信用してはいけないと言われた事があった。
「この国」などと自国を"過度に"客観視した言い方をする人間は、その国に対して愛着や愛国心を持たない人なのだとか。
だとすると、日本を"この国"と連発する日本の首相と政権与党のお歴々は、日本に愛国心を持たない人たちなのだろう。

日教組は「愛国心は戦争に繋がる思想」と言ったが、果たしてそうだろうか?

少なくとも、自らが住み、その国民だと考えている国を突き放す愛国心の欠片もないような人を"この日本国"の政治家と言っていいのだろうか?

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