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現場の教師に失礼だよね

今日は暑かった。
昼間、ちょっと外に出たら汗。
夏のような暑さだなぁなんて思っていたら、山梨では真夏日だったとか。
山梨以外でも、夏日の地域も多かったみたいね。
東京は、残念ながら(?)夏日にはならなかったようだけど、それでも充分暑かったものね。
出先近くの公園のサクラも慌てて満開になっていたわ(笑)


今朝の新聞を見ると、教科書問題に関して「現場の混乱」がでそうだとか。
何でかな?なんて思って読むと、どうも「発展」と言われるものの様。
「発展」って、よく知らなかったのだけど。。。

<発展>

 「ゆとり教育」の方針のもと、学校週5日制の導入に合わせて02年度から実施された新学習指導要領は、教える内容を約3割削減したため、学力低下の懸念を招いた。文部科学省は指導要領を超える記述を一切認めなかった姿勢を転換。教科書検定基準を見直し、本文でない欄外のコラムという形式に限り、指導要領を超える記述を認めた。02年度検定では、高校の選択履修科目、03年度検定からは小・中学校を含む全教科書で認めた。小中学校の教科書では全体の1割程度とし、記載する際は「発展」と明示することを求めている。

(毎日新聞) - 4月6日0時43分更新

新聞によると、「発展」の基準が明確でなく、今回の検定では出版社側が「発展」としたものの検定で「発展」ではなく「指導要領の範疇」と判定されたものが多く出たとか。
でも、この「基準」の判断の違いは出版社や教科書を執筆する人に関係する話で、教育“現場”の話ではない。
では何故、「現場の混乱」なのかと言うと、学校で教えるべき範囲の増減と、教えるべき内容が変わるのが混乱を引き起こすと。

でもなぁ。。。
学校って、教科書に書いてあることを全部教えている?
最近の教科書は中身が薄いから全部教えているのかな?
私が学校に通っていた頃は、教科書の後半の一部は授業では教えていなかったと思う。
中学も高校も厳しい学校だったから教科書に載っている事を「授業で教わっていない」という理由で「解らない」とは言わせてもらえなかったので、一応全部読んではいたけどね。
だって、教えはしないのにテストには出すんだもの。。。(笑)
でも、そもそも全部を教えている訳じゃないなら、多少増えても子供に「読んでおけ」と言うだけでしょう?
今までとどんな違いがあるの?

さらに、「発展」で教科書が厚くなったとしても、それは欄外のコラムであって、学生が自分で読めばよいだけの話。
「発展」は、次年次で教わる事の先取りだとか、教わる事の理解を深めたり、興味の幅を深める内容ということで、先生が“教え”なくても、“自分で勉強しろ”と言うようなものなのでしょう?
だったら、先生にとっては今までと変わらないんじゃないかと思う。


指導要領に縛られる公立学校の教師が教える事がすぐ変わると思うのは、解らなくない。
でも、指導要領も試行錯誤なんだから仕方ない。
指導要領に拠らない私立の学校なら、以前から教科書外の事まで教えていたよ。
それを教えられないとしたら、公立の学校の教師は私立の学校の教師より質が悪いって事だよね。
プロなんだから、どんな内容になっても、的確に対応できるハズだよね。
そんなんで「現場に混乱」だなんて言ったら、現場の教師に失礼だよね。

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