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当事者でもなんでもないのに。。。

あぁ。。。
コレが根拠だったのね。。。

電車衝突のマンション「倒壊の危険性少ない」

 快速電車が衝突したマンション「エフュージョン尼崎」(鉄筋9階建て、47室)を27日、国土交通省国土技術政策総合研究所と独立行政法人・建築研究所の専門家が調査し、「倒壊の危険性は少ない」と指摘した。

 尼崎市の要請で、同政策総合研究所の西山功住宅研究部長らが、1両目が突っ込んだ1階駐車場を中心に調査した。調査後、西山部長は「電車が衝突した壁に、ひびがかなり見られたが、建物を支える柱に大きな損傷はなく、すぐに危険という状況でない」と話した。

 同マンションは、電車の激突で「安全性が確保されていない」として、JR西日本が避難を要請。住民らの大半が、事故当日の25日夕から、同社の用意したホテルや知人宅に避難している。
(読売新聞) - 4月27日21時51分更新

JR西日本が、もう一方の被害者であるマンション住人に「マンションは安全」と言ったらしい。
そのニュースを初めて聞いた時には、「下層階にあれだけの衝撃があるマンションが安全とはどういう根拠?」と思ったのだった。
JR西日本の関係者には申し訳ないが、「お得意の責任逃れ?」と思ってしまった(^^;
尼崎市が行った調査で“お墨付き”をもらっていたのね。

でもね。。。
仮にマンションの倒壊や崩壊の危険が少ないとしても、100人以上もの人が亡くなった場所に住み続ける気がするのかなぁ。。。
そのマンション、その場所への愛着や思い入れの深さの違いで済み続けたいと思う人は居るだろうけど、多くの人は出来ないんじゃないかと思う。
もし、JR西日本の幹部があのマンションが、人(住人)にとって、自宅と言う安心して心身が癒される場として適切だと考えるならば、是非JR西日本が買い取って幹部社宅にでもしてほしい。
あるいは、買い上げた後、JR西日本幹部職員への自宅として斡旋して欲しい。


それにしても。。。
JR西日本の対応は、相変わらず拙いのね。

ある人が「危機管理は危機が起きることを前提にしているからできるもので、その前提が無ければ危機管理は出来ない」と言っていた。
そうだね。
JR西日本って、全くこういう事態を想定していなかったかのような対応をしている。
被害者あるいは被害を受けたかもしれない人たちの家族は、まず、自分の家族が“被害”を受けたのかどうかを知りたい。
原因は二の次。
なのに、最初に出たのが原因の可能性で、被害の程度は不明だった。
脱線した車両が3両だったり、4両だったり、5両だったり。。。時間を追うごとに事故の様子が変わって伝えられる。
被害者数が事故を追ってはっきりしてくるにつれ増えていくといのは解るけど、脱線車両数なんて事故直後だって解るはずのもの。
事故を把握しないままに記者会見をして「置き石が原因(の可能性がある)」と言った事は責められて仕方の無いことだけど、きっと彼らは何故自分たちが責められるのか理解していないのだろうね。。。

今回の事故では、一部マスコミでは、原因について「民営化(による利益追求)の悪い面が出た」といっている。
(なんだか郵政民営化をにらんで、民営化に反対するこじつけにようにも聞こえる。。。)

でもそれは違う。
利益を追求すると言うことは、商品の品質、この場合は輸送の安全性を無視して成り立たない。
今回の事故では、JR西日本の損害賠償額は300億円近くなると思われる。
純利益が500億円程度の会社が300億円もの損害を出す危険を冒す経営が利益を追求する経営なのか?
私はそうは思わない。
私たちの仕事だって、社員の1人が犯すミスが一瞬にして会社の1年間の利益を吹っ飛ばす可能性があるから、ミスを抑える努力をする。
品質が伴って初めて本当の“利益”が生まれるだと思っている。
経済原則を理解しない人がしたり顔で「民営化が原因」などというのは腹が立つし、他の輸送の安全に対して日々尽力している私鉄の役職員に失礼だと思う。
あえて言うならば、今回の事故は「民営化の弊害」ではなく、「親方日の丸意識が残っている弊害」じゃないのか?
利益や顧客を無視した手前勝手のルールを敷いている「親方日の丸意識が残っている弊害」じゃないのか?

あぁ。。。
当事者でもなんでもないのに、ニュースを見聞きするたびに怒りが募る。

Comments:7

まる 2005年4月30日 14:40

あははは。
僕が見たTVでは、民営化後十数年経ってもまだ、「親方日の丸意識が残っている」と言っていましたよ。
経営陣の態度ね。
テレ朝でしたけど。

ヨシムラさん 2005年4月30日 20:36

ウチも敷地の真下を京葉線ががっつりカーブしながら通ってるんだよね。この下で100人からが亡くなったなんて思いながら暮らすのは、やっぱちょっと人としてどーかと。

ウチの実家は戦国時代に合戦があったトコロらしくて、基礎工事やった時に人骨出てきちゃったらしいんだけど、流石に400年前のハナシだと現実感があんまりなくて「へぇぇ」と意に関せずにいられたのだけど、今そこで起こった事故とか事件だとね。流石にそれはちょっと。

何でもあのマンション、建ってまだ3年だか4年だかしか経ってないとか。ほとんどの住民が住宅ローンを抱えているんだろーと思うと、人事とは思えない。

JR西日本の応対。社長は三洋電機に再就職らしいね。三洋電機はシゴトで付き合いがあった(ってゆーか新潟の地震のときまでそこのシゴトしてたさー)けど、まー動きの早い事。そりゃー社長が運転してたワケぢゃないけど、もーちょっとこっそりやれよw。

COO 2005年5月 2日 10:49

>まるさん
 あら、同じテレ朝でも番組によってトーンが違うのね(笑)
 でも、やはり幹部と組織の責任回避って、“お役所”(お役人)感覚なのだと思う。
 従業員の扱いを聞くにつれ、JR西日本が“組織のための組織”に思えてならない。。。

>ヨシムラさん
 だよねー <この下で・・・人としてどーかと

 社長って、この前まで“辞めない”って言ってたけど、
 行き先が決まった途端に辞めることにしたの?
 本当に責任感じているのかねぇ。。。

 でも、三洋電機といえば、経営者の世襲がらみでゴタゴタしている会社じゃなかったっけ。。。
 なんでも、もう少しで社長が責任を取らざるを得ないような不祥事が明るみ(?)になりそうで、
 創業者の息子を無傷のまま社長にするために、
 人身御供用の社長を短期リリーフさせるつもりだとか。。。
 そんな危ない噂が飛んでいる会社に入って何をするんだろうねぇ。。。

まる 2005年5月 2日 13:47

あははは、同じテレ朝でも、番組が違うと違うんですね。
私が見たのはやじうまプラス。
朝の情報番組の中ではいつも見ています。
なんつーても、朝日だろうが、産経だろうが、日経だろうが、読売だろうが、毎日だろうが、スポーツ新聞だろうが同列で紙面が見れるのが面白い。
友達に言わせると"パクリ番組"と言う事なんだけど、会社によっての扱いの違いがわかって面白いです。
最近は、出演者が大人しくなったけど、三宅さんが出ていた頃は、右と左が朝から熱いバトルを繰り広げていいました。
朝の情報は、あちこち彷徨って結局、テレ朝になりました。

三洋は、、、それなりに技術力あるのに何で業績が良くならないんだ?
CEOの件と言い、もし、今回の話が本当なら、それと言い、経営陣が阿呆なんだと思うな。

COO 2005年5月 3日 23:08

>まるさん
 わたしも、やじうまプラスを見ていますよ(^^)
 見ているのは「やじうま」だけではないですが、
 やはり、新聞各紙を並べて読み上げるのは「やじうま」が元祖ですものね。

 件の件は、「やじうま」だったのか他の番組だったのか覚えていませんが、
 「やじうま」も曜日によってコメンテーターの裁量が大きくなったようで、
 面白い番組になりましたね、


 三洋の件に関しては、
 いまだその真偽については定かではありません。
 でも、創業者が息子に後を継がせたいなら「株式上場」なんてするべきじゃないと思いますが。。。

まる 2005年5月 6日 19:14

今更ながら、、ですが。
そーいえば、やじうまだったと思いますが、
三反園さんだったかな?
こう言う事故の時、マスコミ各社が現場殺到して救助の邪魔をしてしまっている。
生存者の存在の確認には静かさが必要。
マスコミも代表だけが取材する等、考えなければいけないと
(つまり、生存者の探知の邪魔って事だな)
言っていましたね。
ようやく、マスコミの立場以外の意見が出たなぁと感じました。

これって、中越地震の時に、ここで同じような感想だされていませんでした?

COO 2005年5月 9日 23:23

そうそう。
中越地震の時、土砂崩れで生き埋めされた車からの救助の際に、
マスコミのヘリがうるさくて、生存者の正確な確認が出来なかったのですよね。
で、邪魔するなと。
今回も同じように、マスコミの取材ヘリが邪魔になったらしいです。

同じ野次馬でも、
三反園さんは、比較的マスコミの在り方に疑問を呈するようなコメントもしますよね。
でも、大谷さんは、被害者の依頼で、JRの被害者に対する態度に怒っている被害者を取材した件で
「(被害者の姿を放映する事で)マスコミも役に立っている」と自画自賛していました。
その件に関しては、被害者がテレビで取り上げる事を望んだのよいとしても、
マスコミは望まれもしないのに取材する事が多く、
その“望まれても居ない”事が問題なのに。。。と思ってしまいます。

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