- 2006年11月16日
- 01.時事寸評
自民党が先の郵政民営化法案採決での所謂“造反議員”の復党に動いているという。
う~ん。。。
何だかなぁ。。。
自民党が“造反議員”の復党を認める最大の理由は、次の参議院選挙での勝利。
でもねぇ。。。
“造反議員”って、党の方針に反した人でしょ?
党の政策としてAを選択しようとした時に、自分の利害と反するからとそれを反対した人たち。
云わば、政党政治を否定した人たちなんだよね。
そんな人たちを復党させるという事は、自民党は“党の方針”や“党の政策の推進”を捨てると言うに等しい。
党が方針を決めても、個人の裁量で反対票を投じる事を認めることだものね。
これでは、いくら自民党が“公約”だの“マニフェスト”だのと言っても、それに賛成するか否かは候補者自身の判断に任されるという事で、“党公認”というだけでは選挙時の投票の判断材料にはならないという事。
でもさぁ。。。これって、政党政治の否定だと思うよ。
議会制民主主義にあって、自民党が政党政治を否定するのであれば、自民党は与党である理由がなくなると思わない?
候補者が採決に当たって賛成するか反対するかは、党の判断ではなく個人の判断に任されるという事なのだから、“与党”の政策は法案は、国会の場で与党党員によって否決される可能性を含んでいる。
そういう意味で、“造反議員”の復党は自己否定に等しいと思うよ。
私はこれまで春風会のお手伝いをした事もあったけど、もし自民党が“造反議員”の復党を認めるのであれば次の参議院選挙では自民党を支持する事はできないな。
まぁ、自民党は都市部の支持より地方の支持が欲しいのだから、私のこんな意見なんて痛くも痒くもないだろうけどね(苦笑)
政治家ってよく「地方を切り捨ててはいけない」と言うけど、実態としては都市部を平気で切り捨てるよね。
政治家って、地方に流れる“交付金”を誰が払っている税金が原資だと思っているのだろうね(恕)
地方交付税として都市部で納付された税金が地方に流れる事を考えたら、都市部の票の重みを地方の2倍にしてもバチは当たらないとすら思うのだけどな。
ちょっと話は飛ぶけど、日本って“弱者”をウリにする人が結局は強い。
政治も、そういった人や団体のご機嫌取りに流れていて、“弱者”は利権にすらなっているのだものね。
こうやって、都市部に住んでいる人は永遠に地方や自称弱者の“馬車”馬になるのかしらね。。。(^_^;
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- 造反議員は復党させるな from 一日1万ブログアフィリエイトで稼ぐ成功術 2006-11-22 (水) 21:59
- あれだけ、郵政民営化法案を批判していた人間が 1年で考えが変わるはずがないと思うんですが。