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秘密の穴場でほっこり(^^)

大原からバスで市内に戻る。
次に行きたいのは一乗寺辺り。
何処で降りるのがいいのだろうか?と思っているうちに「次は修学院道」のアナウンス。
この辺なら曼殊院が近いハズ。 と思って降りる事にした。

案の定、バスを降りると「曼殊院」の文字と共に矢印の書かれた看板が点々と。
。。。
でも、曼殊院に行くなら、その手前の鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)に行ってみたい。
行った事はないけど、この神社の参道は紅葉の名所だと聞いている。
愛用の地図を見ながらも殆ど勘に任せて鷺森神社に向かう。

鷺森神社

紅葉はこんなものかな?
でも、モミジの木は多い。
時期が良ければかなりキレイなんじゃないかな。
って、今でも充分キレイだけど(^^)

さて、改めて曼殊院を目指す。
が。。。人が。。。どんどん湧いてくる。。。(-_-;
そりゃ、JR東海の今年のCMは曼殊院だけどさ。。。
こんなに混む事ないでしょ。
京都にモミジのキレイなお寺は此処しか無い訳じゃなし。。。

拝観受付の前の大行列を見て、いっぺんに気が失せてしまった。
で、曼殊院前の弁天様のモミジを見て詩仙堂方向に逃げた。
途中の圓光寺の場所を確認して詩仙堂へ行くと、ここも大行列。
詩仙堂って狭いのに、こんなに人が入ったら地面が見えないんじゃないの?(苦笑)

詩仙堂をパスして、大好きな野仏庵に行く。
野仏庵は、古美術愛好家で知られる上田堪庵が創立したもので、表門は西園寺公望公が新撰組追われて隠れ済んだ丹波須知の屋敷の門を移築し、同じく丹波須知から移築された陶庵(西園寺公望の雅号)という茶室を持つ隠れた名所。
名前にもある“野仏”が200体以上のある庭には、上田秋成ゆかりの茶室をはじめ5つの茶室が点在する。
入庵料はお抹茶つきで500円なのだけど、トイレやお庭は入庵料を払わなくても入れるので無料利用者も多いのよね。。。
って、私も3回に1回は無料利用だけど。。。(^^ゞ

高低差のあるお庭を歩いていると、圓光寺が隣なのに気が付いた。
ここは圓光寺のお庭を借景にしているのね。

野仏庵1

野仏庵門


「うわ~、超キレイだ」
偶然入ってきたらしい若いカップルの男性が叫んだ。

そういえば、私も此処は20年近く前に大学の友人達に誘われて旅行したときに偶然に入った所だった。
男性4人に女性は私1人のヘンな旅行だったけど、その時一緒に旅行した男性たちは今もその時の事を懐かしんでくれる楽しい旅だった。
その頃の此処はガイドブックにも載っていない処だったけど、今はガイドブックにも紹介されるようになった。
それでも此処は私だけの秘密の場所のようなつもりだったから、他人に認められうのは嬉しい。
でも、多くの人が共感して、有名になって、観光客が多くなるのはちょっと寂しい。
勝手だけど、此処だけは観光客が多くて並ばなければならないような曼殊院や詩仙堂の様にはならないでほしいな。


次に向かったのは、金福寺(こんぷくじ)。
此処は詩仙堂の裏になるのかな?
此処も観光客は少ないけど、実は俳人には有名なお寺。
元は天台宗のお寺だったのだけど、元禄の頃に鉄舟という和尚が再興し臨済宗南禅寺派の寺になった。
この鉄舟和尚が松尾芭蕉と親交があって、このお寺を芭蕉が訪れたたことから芭蕉をもてなした寺の茶室を芭蕉庵と名付けた。
そして、鉄舟和尚の死後荒廃したしたお寺を再興したのが与謝蕪村。
境内には、芭蕉の碑、芭蕉像の他、蕪村の墓や蕪村の遺愛品なども残されている。
また、小説「花の生涯」のヒロインの村山たか女が生涯を終えた寺としても知られている。
「花の生涯」がテレビで放映された頃は大混雑したというこのお寺も今は訪れる人も少なく静か。
ここも隠れた名所というのかな。

金福寺1

金福寺2

金福寺3

金福寺4


金福寺を出て、近くの「かぐや姫」と言う喫茶店でコーヒー休憩。
今日はじめてのコーヒー。

お店に入ると、お客さんは私以外には1人。
失敗?なんて思ったけど、コーヒーは美味しかった。
ママさんの顔には見覚えはあるけど、このお店は初めて。
何処でみたのだろう?
八坂の「完玄」のママさんに似ているような気もする。。。

暫くして、20代後半か30代前半ぐらいのカップルが入ってきた。
彼氏の方が愛想がイイ。
詩仙堂に行ったけど人が多かったとか曼殊院に行ってみたいとか、お店のママさん相手に話している。
名古屋から日帰りで来ているとか、この後圓光寺のライトアップを見るとか。

ママさんが「鷺森神社や赤山禅院に行けばいいのに」と言っている。
ふふん。鷺森神社には行ったわ♪
なんて思っていると、ママさんったら私にも話かける。
鷺森神社には行ったけど、曼殊院は人が多くて入り口で諦めて弁天様までしか行かなかったと答えると、実は今は弁天様が一番キレイで曼殊院は未だ紅葉していないと教えてくれた。
行かなくて良かったらしい(笑)
カップルも私もこの後圓光寺に行く予定だと言うと、時間まで「ゆっくりしていっていいよ」といってくれて、お茶をサービスしてくれた。
で、ついでに、「お姉さま(←私の事らしい)、前にも来てくれた事あるよね」って言われた。
いや~、ママさんには見覚えがあるような気がするけど、このお店は初めてなのよね。。。(^^ゞ
しかも、私が似ていると思う完玄のママさんとそっくり同じ事を言う(笑)
2003年の11月に初めて行った完玄だったのに、2004年の3月に2度目に行った時にママさんに同じ事を言われたのよね。。。(笑)

お言葉に甘えて、1時間近くお店で時間を潰して、圓光寺へ。
圓光寺は17時半からライトアップしたお庭を公開している。
って実は、「かぐや姫」で教えてもらうまで、このライトアップを17時からだと思い込んでいた。
この後予定があるから、17時半からだと知って行こうかどうかちょっと迷ったのだけど、せっかくだから行ってみよう。
って、17時過ぎに行ったら大行列だったわ。
ちょっと凹んで、並ぶか辞めるか迷った。
それでも並んだのだけど、これがね。。。(^^ゞ

ライトアップされたお庭はキレイだった。
回遊式の永観堂とは違って此処はお部屋からお庭を見るだけ。
お部屋に一度に入れる人数が限られるので拝観受付所で入場制限していて、行列の進みは遅い。
若干苛々しながら待つこと1時間。拝観時間は10分。
お庭は「十牛の庭」と言って有名なものだけど、ライトアップでは見られる場所が限られる。
昼間見たほうがいいかも。


圓光寺1

圓光寺2


##
今回の京都の写真はこちら 「2006年秋の京都

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