- 2006年11月26日
- 03.旅行記
さて、次は何処へ行こう。
やっぱり、定番の南禅寺か?
なんて思いながら歩いてると、何有荘(かゆうそう)が公開されているようだった。
2003年の11月にここのお庭を拝見したけどモミジが本当にキレイなお庭だった。
今年の春に此処を通った時に債権回収機構によって門が封鎖されていて残念に思ったものだったけど、今年の9月に「津多家」という不動産屋が落札したらしい。
門の前に受付が出ていたのでお庭を観られるのかしら?と思ったら、「本日は招待客のみ」と書いてある。
残念。
そのまま道なりに歩いていると「湯豆腐」の看板が出ているお店があった。
未だ11時半前でそれほど人も並んでいない。
そんなに寒くないけど、湯豆腐もいいか(^^)
南禅寺のお豆腐は硬いと聞いていたけど、このお豆腐はかなり柔らかい。
味は、可も無く不可もなくで、特別美味しい訳ではない。
暖かいからお腹は満足。
相席の隣テーブルでは娘さんと年配のご夫婦の3人連れ。
ご夫婦の奥さんが旦那さんに「お父さん、トイレはあそこよ。行ってこなくていいの?」等と言っている。
旦那さんは別にトイレに行きたいといっている風でもないのにな(笑)
奥さんって、子供の手が離れると、まるで子供の世話を焼くように旦那さんの世話を焼く人がいるよね。
なんだか微笑ましいけど、旦那さんにしてみたら少々鬱陶しい?
食べ終わって外に出ると、大行列。
そんなに美味しいお店でもないのにこんなに並ぶなんて、有名なお店は相当並んでいるのだろうな。
お庭はいい感じ。
このセンスがお店に活かされてと良かったのにな。
次は南禅寺。
三門を潜ると真っ赤。でもその分人が多い。
境内が広いから、多少人が多くてもいいけどね(笑)
私は先ず水路閣を目指す。
いや、目的は水路閣脇の南禅院なんだけどね。
水路閣のモミジもキレイに色付いている。
ここも写真を撮る人が多い。
ただ、日向大神宮とは違って、一眼レフではなくコンデジで撮る人が多いかな。
南禅寺の発祥の地で、京都の三名勝史跡庭園の一つに指定された庭を持つ南禅院。
やはり見逃せない。
受付を済ませて中に入ると、1本なのだけど紅さが目に染みる木があった。
今年はこの木が一番かも。
池に落ちたモミジの葉を見ていると、“友禅だ”と思った。
当然京都の自然を写した京友禅の柄だけど、ここでモミジを観ているとこれが“それ”なんだと唐突に実感した(笑)
南禅院を出ると法堂前のモミジがキレイだ。
さっき此処を通った時には気が付かなかったけど、観る向きが変わると印象も変わるのね。
せっかくだから、天授庵にも寄ってみよう。
南禅寺の開山大明国師を奉る本堂の東側のお庭は枯山水。
白砂にモミジの紅が映える。
書院の南側の回遊式のお庭は一面真っ赤と言う感じ。
お庭に入る手前で写真を撮っている私にぶつかって行った男性が居た。
丁度シャッターを押す瞬間だったからちょっとムッとしたら、次の瞬間、彼はお庭の門の屋根に頭をぶつけていた。
ぶつかったのはわざとではなく、単に注力が足りなかったのか?
##
今回の京都の写真はこちら 「2006年秋の京都」
- Newer: 女人のお寺も紅く染まる
- Older: 京都でお伊勢参り