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ススキの原で温泉

2006年11月 3日
03.旅行記

今日は晴れの特異日で3連休の初日。
3連休と言っても、土曜日は朝から用事があって日曜日は仕事なので私には普通の土日と違いない連休。
でも、気候もいいし、出かけたい虫を抑える事が出来ない。
最近、肝臓が弱っていて、疲れる事をしちゃいけないのにね。。。(^_^;)

今日出掛けるつもりで昨夜は早く寝た。
お陰で早く目覚めたのだけど、なかなか身体が動かない。
正直言って、身体が疲れている。
2時間ほどベッドでグズグズしていて、6時半ごろにやっと起き出した。
こんな時間から出かけたら何時に着くんだろうね。。。
でも、テレビでは渋滞情報なんて出て居ないから大丈夫かな。。。？

首都高は空いていた。
自宅近くのICからレインボーブリッジを経由して渋谷に出るまで約30分。
順調順調(^^)　なんて出かけたらトンでもなかった。
東名に入った瞬間に大渋滞。
ラジオでは、「綾瀬バス停付近を先頭に20キロの渋滞」と言っている。
まぁ、この辺りの渋滞は毎度の事だからしかたないとしても、渋滞が出来る前に通過したかったな。
これだったら、横横を経由して横浜町田ICから東名に入った方が早かったかな。。。
そのうち事故渋滞もかさなって、全く動かなくなった。
それでも、大和トンネルを出たら渋滞は解消。
そろそろトイレに行きたくなってきた。
ちょっと前にあった掲示板で次の海老名SAが空いていると出ていたことだし休憩しようかな。。。なんて思ったらトンでもない。
1キロぐらい手前からSAに入るために渋滞している。
そうだよね。。。あの渋滞だもの、みんなそろそろトイレ休憩だよね。。。

海老名での休憩を諦めてそのまま厚木ICに向かった。
厚木から小田原厚木道路に入って、最初のPAで休憩。
時間を見るともう11時。
箱根に入る荻窪ICも渋滞しているだろうからとコンビニでお握りを買って、ちょっとした腹ごしらえ。
未だほんのり温かくて美味しい(^^)
海老名で休憩していたら、この美味しいお握りとは出会わなかった。
このほんのりとした温かさもタイミング次第だし、第一腹ごしらえしようとは思わなかっただろうしね(笑)

湯河原方面は空いているけど、荻窪ICは箱根に向かう車が混雑している。
一般道に出るところが混んでいて、箱根新道に出る人も巻き添えを食っている。
今日は箱根で大名行列をやっているから国道の方は交通規制しているハズ。
なのに、なんでこんなに一般道に出る車が多いのだろ？？？

ちょっと意外だったけど、箱根新道に出てからは空いていた。
あっという間に湖畔に出た。
今日の目的地は仙石原で、湿原のススキを見る予定。
でも、その前に腹ごしらえ(笑)
芦ノ湖の畔にある山のホテルのロザージュで、ビーフシチューのプレートとデザートのセットを頂いた。
美味しい♪

ビーフシチュープレート

ビーフシチューとアールグレイのパン

ビーフシチューのプレートには、デミタスコーヒー用のカップに入ったコンソメスープと茸のビーフシーチュー、そしてデザートのつもりなのかイチジクと黄桃のコンポート。
ビーフシチューの横で籠に入っているのはアールグレーの葉が練りこまれたパン。
これも程よい温かさで、香りが立って美味しい(^^)
“ビーフシチュー”単品だと、このプレートとパンで1600円。
私はさらにデザートも頼んだので、この他にクリームブリュレとアイスとセイロンティーが付いて2800円。

クリームブリュレ

ブリュレは滑らかで美味しい。
卵の味とクリーム、バニラビーンズの香りが上手く調和している。
アイスクリームは知っている香りなのに、何の味だか判らない。。。
判らないと思ったら、これはバラのアイスだって。
言われたら判った。
バラなら、確かに食べた事はないけど知っている香りだわ(笑)

私はタイミングよかったらしく私は2組目だったけど、私が席に案内される頃にはお客さんはお店の外まで並んでいる。
席が空いていない訳ではないのにね。
それにしても、このレストランは高級ホテルの付属施設なのにオペレーションが悪すぎる。
席が空いているというのに客を待たすだけでなく、フロアマネージャーとウエイトレスさんの意思疎通が取れていない。
どちらかと言うとウエイトレスさんの方が経験不足を強く感じるのだけど、コミュニケーションの悪さを少なくとも待たせている客に見せるのはよくないと思うよ。
お料理も美味しく、窓から見える景色もイイだけに、ちょっと勿体無かった。
窓から見える景色といえば、若干曇り加減の空から降る光が湖の小波に反射して、その反射が広がっていくのがキレイだったな。
私の写真の腕ではそのキレイさを記録できないしその変化の美しさというか神秘さは写真では捉えれないから写真を撮るのは諦めたけど、シチューを食べてからデザートが来るまでの10分以上の手持ち無沙汰を感じさせないものだった。

さて、いよいよ仙石原。
実は仙石原って車で行くのは初めて。
駐車場ってあるのかなぁ。。。？　と、若干不安になりながら車を進める。
10分ほど山道を走ると「仙石原」の看板が。
え？　ええ？？？
ススキの原っぱは何処？なんて思いながら道なりに2分ほど走ったら、右手一面がススキ原。
ススキは人の背を優に超える高さ。

仙石原のススキ野

駐車場は？　と思う間もなく、「観光用駐車場」の看板が見えた。
看板に誘導されて、浄水場に設けられた臨時駐車場に。
ススキの原っぱからは500ｍぐらい離れているけど、暖かいから歩いても苦にならない。
って言うか、お昼に思いのほか食べ過ぎたから、腹ごなしに丁度イイ(^^ゞ

駐車場は混んでは居なかったけど、人ごみは凄い。

仙石原のススキ野２

画像では判り難いかもしれないけど、山の斜面の黄金色の部分が全部ススキ。
ススキは湿原に生えていて、湿原を守るために遊歩道が設けられている。
その遊歩道にはびっしり人が。
まるで蟻ん子の行列の様(^^ゞ
って言うか、そんなに遠くに行かなくても、何処までいっても同じ景色のような気がする。
皆さんは何を観にいっているのだろうか？
私は、そこそこの処で写真を撮っただけ。
余りに熱心に撮っているように見えたのか、通りかかった若い女性が同行の男性に「私も本格的なカメラが欲しくなった」と言っていた。
私のカメラはそんなに本格的なものではないのだけどね(^_^;

紅葉は？といえば、こんな感じ。
ここはススキは有名だけど、紅葉は特段に話題にされる事はない。
まぁ、杉が多くて、色づく木が少ないのかもしれないね。

山の紅葉

来る途中の箱根新道ではいい感じに色づき始めていたのだけど、色が付いているのは殆どが桜だった。
この辺はもみじはないのかなぁ。。。？と思ったけど、道端で1本見つけたもみじの色づき具合はこんな感じ。

もみじ

写真を撮って、駐車場に戻る途中の観光案内所のテントで近くに立ち寄り湯があるかどうか聞いてみた。
案内をしていたオジサンが親切だった(笑)
一番近い所という事で教えられたのは、「南甫園」という日帰り湯。
近くだから地図なんてなくても行けば判るといわれて、行ってみるとなんだかひと気のない施設。
駐車場も空いている。
流行っていないから紹介されたのかな？

入湯料は2時間で1000円。
タオルとロッカーは別料金。
お風呂は白湯の内湯と白濁した露天風呂。
ちょっと狭いのが残念。
洗い場のカランも5つしかない。
私が入った時は空いていたけど、洗い終わって振り返ると数人順番待ちしている。
あらら。。。いいタイミングだったのね。
っていうか、どうもバスで仙石原に来た人たちが丁度お風呂に入りにきたらしい。
他に、ハイキングの団体さんも一組。
内湯も露天風呂も狭い湯船だったから、“団体さん”が来たらあっという間にイッパイになってしまう。。。(^_^;
ちょっと落ち着かない感じがしたけど、お湯は良かったわ。
特に露天風呂は大涌谷から引いているとかで、日光の湯元温泉程ではないけど硫黄の臭いのするお湯。
案内に長湯すると湯あたりすると書いてあったけど、何時までも入っていたいお風呂だった。
ただ、あまりの混雑振りに早々に出てきちゃった(苦笑)
入る前は時間制限だなんていやだな。。。と思ったど、2時間もいられなかったのが残念。。。

さて、あとは帰るだけ。
ふと見ると、洗い場だけでなく、駐車場も長い待ち行列だった。
つくづく、タイミングが良かった事を実感。