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選手の“らしさ”

2009年4月18日
06.日常雑記

一昨日から、国別対抗フェギュアが開催されている。

安藤美姫選手の今日のフリーの演技はどうなのだろう？
彼女の場合、4回転を飛ぶと気負うと結果がよくない。
今日は、飛ぼうと思って飛べなくて（転んで）その後の演技が大雑把になってしまった。
多分、4回転ジャンプを失敗した事で集中力を無くしたのだろう。
安藤選手は「私らしく」（演技したい）という言葉をよく使うけど、このままでは4回転に挑戦し失敗する事が“彼女らしい”という事になってしまう。
肉体的には少年に近い年頃に1度成功しただけの4回転をいつまでも夢みるのは、彼女にとってどうなのだろう？“成功”への近道と言えるのだろうか？

浅田真央選手の「仮面舞踏会」は、1人で演技しているのに2人で舞踏しているかのように見える演技力。
まさに圧巻。
ジャンプだけでなく、スパイラルも綺麗でステップも美しい。
その演技はまさに“舞踏”で、本当にスケートの上手さを感じる。
そして何より、品のある滑りが好きだよ。。。
“大人になりたくない”と言ってた真央ちゃんの演技は、いつの間にか素直に“大人”になって、大人の気品と色気を感じられる演技をするようになった。
色気とは言っても、彼女の育ちのよさが感じられる素直な色気でとても好感が持てる。
そしてこの大会は、世界選手権ではメダルを逃して傷心だっただろう浅田真央選手のための大会だったみたいだよね。

チーム日本としては、小塚崇彦選手の不振が寂しかった。
飾り気も素っ気もない彼の素の演技が好きだし、彼のスケート技術は素晴らしいと思うから活躍して欲しいと思う。
まぁ、自身が“3枠取って来る”と宣言した世界選手権で3枠を獲得して、今の日本選手では来年のオリンピックへ出られる可能性が高い。
来年は日本選手の多く、特にチーム日本として各種大会に出場する選手には大いに活躍して欲しいものだと、今シーズンのラスト演技を見ながら思う。。。