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別れを演出する蕎麦屋

今日は、某SNSで知り合った友人と門仲でお蕎麦を食べる予定だった。
相手の都合もあってキャンセルに。
って、私も遅くまで残業していたから、どっちにしても行けなかったのだけどね。。。

行く予定だったのは、はなぶさというお店。
実はこのお店、前に1度行った事があった。

7年前。。。いや、もう8年前と言ったほうがイイのかもしれない。
大学を卒業して初めて勤めた会社を辞めてほぼ半年後、当時担当していた仕事の関係でお客さんに飲み会を設定された。
当時のお客さんは門仲にあった。

その日、最初に勤めた会社の株が100円を割って58円ぐらいまで暴落していた。
お客さんの担当者は、私がその会社に勤める前にどんな会社に勤めていたか知っていたので、私に「そろそろ危ないんじゃにの?」と言った。
当時、額面50円の会社の株価が100円を割ることはめったになく、また割ったとしたらそれは倒産間際を意味していた。
私を知る多くの人に、「もし、あの会社の株を持っているなら、少しでも早く売りなさい」といわれたのだった。
私も在職中から色々な噂は聞いていたから、早晩そういう日がくるとは感じていたが、「未だ。。。」と思っていた。
結局、その週末にその会社の危機が新聞にスクープされた。


今日の予定を組んだときには、そんな事を意識したわけではなかった。
単に、門仲で美味しいと評判のお店だったから決めただけ。
でも、その友人も来月には転勤。
友人の転勤が判ったのは、お店を決めたあと。
このお店は、私にとっては“別れ”を演出するのかもしれないなぁ。。。

Comments:2

まる 2005年6月22日 00:26

きっとその会社って、"大企業は無くならない"と言う根拠の無い幻想が崩れた
きっかけとなった会社ですね。
あまりにもあっけなく突然終わりを告げたので、当時はとても驚きました。
それ以降、ある意味、その類のことは当たり前になりましたので、象徴的な事と
してよく覚えています。

しかも、それは叔父がその一年ほど前までつとめていた会社だったので、、つい
10年程前には羽振りが良かったのは知っていましたし、意外でした。
父に話したら
「あそこは2回目だ。今度は俺の金を使って貰っては困る」とか何とかのたまって
いました。
知らなかったのですが
「おまえが生まれる前にも、つぶれそうになって"俺の金"を使っている」んだそう
な。
父は、税金は"俺が出した金"と言う意識が強い人でそう言う発言になったみたい
です。
気持ちは分かる。

COO 2005年6月22日 02:21

>まるさん
 そうです。
 その会社は昭和40年に危機があって、
 当時の大蔵大臣だった、真紀子ちゃんのお父さんに助けてもらったのでした。
 でも、あのお金は返済したはず。。。
 2回目は結局返せなかったみたいですね。

 あの年の4月に創立100周年を向かえ、社史の編纂の途中でした。
 昭和60年代~平成3年頃に全盛を向かえ
 90周年だった昭和62年の頃は景気がよかったですね。
 男女の給与格差の大きい処で、確かに男性社員は羽振りがよかったですよ。
 その頃は、よく先輩社員(♂)に銀座でご馳走してもらいました(笑)


 あの会社がつぶれて、大企業神話が崩れたようですが、
 実は昭和40年代の証券不況の時も、証券会社に限らず大きな企業が倒産していたのですよね。。。
 安宅産業など、子供心にも大きな倒産だった事を覚えています。
 (大企業ではないですが)加山雄三のパシフィックホテルが倒産したのもこの頃じゃなかったかしら。。。

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