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危機管理意識なりの対応よね

今日は、関東では久しぶりのお湿り。
というか、かなり本格的な雨。
夕方、会社の窓から見る外の景色はかなり気温が高く湿度が高そうな乳白色に染まっていた。
夕方には雷もなっていたからすっかり外は暖かいのかと思っていたが、夜、退社時に外に出るとそれなりに寒い。

っていうか。。。
風が強くて、まるで台風?
千葉では一部路線で電車が止まっていた。
まったく、季節外れの台風(?)には困ったものだ。。。
とは言え、千葉ではせいぜい数時間電車が止まるぐらいで、生活の基盤を奪われるというような被害ではない。
この雨は、関東だけでなく大雪被害の地区でも大雨を降らせた。
雨は雪を融かした。
ある地域では一日で雪を100cm分も融かしたらしい。
1日でそんなに融けてしまったら、その雪解け水はどこに行くのだろう?
その雪を融かしてしまった雨も。。。

明日もまた暖かいらしい。
暖かい日が1週間も続けば雪もなくなるだろうけど、雪が中途半端に残ってその後さらに気温が下がって雪が降ったら、緩い氷の上に雪が積もって今以上に雪崩が起きやすくなる。
気の抜けない日が続いていた雪害地区の方々には、またも気の休まらない日が続くのがお気の毒だ。
これ以上の被害がないことを心から祈る。

ところで、新潟の津南は、昨日、やっと孤立状態から開放されそうだったのに、この暖かさによる雪崩の危険を考慮してという事で、また孤立状態になったとか。
雪崩の危険を考えれば仕方のないことかもしれないけど、たった3時間の国道開放では、この先何日続くかわからない“孤立状態”に対する対策もままならなかっただろう。
テレビでみると、心臓病その他で薬を常用している人もいらっしゃる様だから、心配。
というか、そういう方々をこの“国道開通”の間に“保護”なり“避難”なりできなかったのかな。
それとも、この雪害は近く収束するという期待があるのかな。


先日、雪かきボランティアに関するエントリを書いた時、雪害地区のボランティア募集に関する情報を集めてみた。
結果は、(私が集めた情報では不十分だけど)殆どの自治体で募集はしていないし、募集をしている自治体でも雪かきを希望するするお宅まで自分で交通手段を確保できる人しか募集していない。
となると、今、雪で孤立している新潟津南地区のような所には行く人は居ないということ。
逆に言えば、“誰もがお手軽に参加できる”場所でしか、募集はないと言うこと。
これって、自分でそこにいく手段のない人(=近くに住んでいない人)は門前払い、要は来てもらっても迷惑ということだよ。。。ね?

雪かき専用の重機でも入れないような場所こそが、本来ボランティアにでも助けて欲しい場所なのだけど、そういう場所はそこに行く手段すらない。
誰もが行ける場所は重機である程度の雪かきも可能だから、(比較の問題で)喫緊で人手が必要という訳ではない。
(もちろん、人手はあるに越したことはないけどね。)
で、“本当に”人手が必要な場所には“人”を運ぶこともできない。。。
ままならないね。。。

雪の中で野宿してでも雪かきをしてくれるという人(ボランティア)がいれば受け入れるかもしれないけど、それでも受け入れる側には彼らボランティアを“食べさせる”心配がある。
雪害地域の各戸は、食料を備蓄に頼っていて、雪がいつまで続くのかわからない今自分たちが食べるだけでも不安がある。
雪かきに来てくれている人に食べさせる(食料を分け与える)余裕なんてあるのだろうか?

先日私が、“雪に慣れない”ボランティアは地元にとっては“迷惑”と書いた事に対して、「若者だって社会に迷惑をかけるだけじゃない」とおっしゃった方があったが、ボランティアに応募する彼ら自身が意識する/しないにかかわらず、どんな立派な人であっても、そこで幾日か生活すれば食べ物やし尿処理で地域に迷惑をかける。
「中国の“生活文化レベル”があがると、トイレットペーパーの処理によるパルプと水の消費で地球環境が破壊される」と声高にblogに書く人が、災害でそれまでの生活水準の維持が困難な場所への(文化的水準が高く、そこへの存在が“超過”レベルになる)人の移転を提唱するのは、「何か矛盾していない?」と思うのよね。
って言うか、それを言っている人が、現地の“状況”を知らないから“お気楽”に提唱しているだけなんだろうけどね。
その上、“雪に慣れない”人って、“慣れていない”が故に無用な事故を起こす危険すらあるのよ。
多分、そういう事も“知らない”のだろうね。

元々、生死が背中合わせにある場所にそういった覚悟がない(知らない)人が居ることがそこにいるすべての人に迷惑をかけるのに、それすらも意識されないことを私は心配するし、多分、地元自治体もそれを憂慮しているのだと思う。
“困っている人がそこに居る”から闇雲に人を派遣するのではなく、困っている人(地域)にとって少しでも“助けになる人”を派遣する必要がある。
危機管理意識が少しでもある場所(自治体)は、それなりの対応をしているよね。

ところで、スキー場って、今年の積雪はそんなに多くないのね。
雪の少ない年は2月になっても200cmにならない年もあるけど、ここ数年は多い年でも300cmにはならない。
私がスキーを始めた20年前から数年間は少ない年でも1月には300cmを超えていたのに、“大雪”と言われる今年でもその程度なのね。。。
新潟の豪雪地域の人は、人が住む地域でなくゲレンデに集中して降ってほしいと思っているだろうな。
人が住む街での雪を上手くゲレンデに持ち込むことができればいいのにね。。。

降ってもいい所は案外少なく、降ってほしくない所には必要以上の積雪。
雪の神様のさじ加減のアンバランスさは何を意味するのかな。。。?

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