- 2006年2月20日
- 01.時事寸評
昨日の、「ホリエモンのメール」に関しての後日談。。。かな?(笑)
民主党が提示したメールは、“メール”を出した本人のモノではなくて受けた人のもの。
受けた人は本来はlivedoorの人のハズなのだけど、永田議員に提供した人はlivedoorの社員ではなくライターさんだとか。
ライターさんが使っているメーラーがEudora でなければ、打ち出されたメールフォーマットがEudora ではなくて、その人が使っているメーラーだね。
だから、公表されたメールのフォーマットがoutlookでも、それはメールを“偽者”と決める証拠にはならないね(^^ゞ
でも、x-mailerを隠すのはどうなのかな?
送った側のメーラーがEudoraではなかったって事なのかな?という疑いすら起こさせる。
それでも、これがホリエモンの携帯電話から送信された携帯メールならまだ信憑性はあるよね。
でも、メーラーもメール送信サーバも隠している状況ではどちらも確認できないから、あのメールがホリエモンが送ったものである“証拠”にはなりえない。
って、最近の報道で一番違和感があるのは、マスコミ各社の「疑惑を正すために国政調査をせよ」という論調。
確かに相手が武部君なら私も頷くけど、今回の直接の相手は武部君の次男君で、自民党の幹事長の次男とは言え相手は全くの“私人”なんだよね。。。
仮に、ホリエモンがイオングループに“選挙コンサルティング費”を振り込んだとして、民主党は喜んで国政調査に応じるのだろうか?
まぁ、イオン程の大きな会社なら応じたところでどうという事もないだろう(というか、積極的に応じるかもしれない。。って小売業では消費者にそっぽを向かれる訳にはいかないからねぇ。。。)けど、例えば前原君の兄弟企業や親戚企業が該当者だったとき、素直に国政調査を受け入れる?
いや、これは、“疑わしい”からという意味ではなくて、本物か偽者かわからないイカガワしい怪文書を基にした疑惑を素直に受け入れられるかという事ね。
民主党が、今回のメールの情報ソースを明らかにしない時点で、私企業や私人の預金口座情報というある種の“プライバシー”を“国政調査”の名の下にあからさまにすると言うのは、人道的に正しい事なのか?と思う。
仮に次男君の会社が上場でもしていたら、当然公開されているはず。。。
あぁそうだ、livedoorって公開企業だから、その財務内容なんてとっくに公開されているはずね。。。(笑)
さて貴方の親戚に国会議員が居たとして、根拠のない噂を払拭するために預貯金を初めとする個人のプライバシーを公開する?
私なら、したくないなぁ。。。
そういう意味で、今の自民党の措置は理解できるな。
まして、すべてを公開したとしても、(もっても居ない)“秘密口座”を明らかにしろと言われたら、どう対処するんだろうね。
いつも思うのだけど、“したこと”証明するのは比較的簡単に出来たとしても、“しなかった事”を証明するってかなり難しいものねぇ。。。
なんて、色々書いても思う事はひとつ。
民間人を巻き込む国政捜査をするのなら、民主党が情報ソースを明らかにすべきだと思うな。
そして、民主党が握っているという“振込先口座”の名義人が明らかに武部君の次男君と証明できる証拠を提示すべきでしょ。
国政調査はそれからなんじゃないの?
根拠の薄い怪文書に踊らされて民間人を巻き込むのはどうかと思うよ。。。
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