- 2006年2月17日
- 06.日常雑記
勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし。
今日のスノーボードクロス(女子)準決勝、決勝は、この言葉を地で行く試合だった。
先ず、日本代表の藤森選手の準々決勝では、まさに“不思議の勝ち”。
私が見たのはLIVEではなく録画の放送だったけど、NHKのアナウンサーは“棚からぼた餅”と評していたが、上位選手が転倒による自滅とその巻き添えで拾った準決勝進出。
もちろん、準決勝に出られる実力はないのだから、準決勝も最下位ではあったけど、棄権した選手がいたからの7位。
これはまさしく棚からぼた餅で、拾った勝ち。
彼女が“勝った”のは運命のいたずらなのかもしれない。
そして、決勝。。。
2位以下に大きく差をつけていて最終の直線に入ったジャコベリスが、最後のジャンプでちょっとしたパフォーマンスを演じた。
彼女はもともとHPの選手だったらしいからこの程度のパフォーマンスはどうという事はなかったのだろう。
でも、それが仇になった。。。
観客を意識してのパフォーマンスによって、イヤ、レースに一瞬気を抜いた事によって、彼女は負けてしまった。
ジャコベリスがちょっとレースから気を逸らした瞬間、勝利の女神は彼女を見限った。
そして、差をつけられながらも2位を走っていたフリーデンに勝利を与えた。
勝利の女神は真剣勝負であるはずのレース中に気を抜いたジャコベリスを嫌ってフリーデンを好んだって事よね。
勝ったフリーデンにしてみれば“不思議の勝ち”だろうし、負けたジャコベリスにしてみれば“当然の負け”。
勝負の女神は手厳しいね。
というか、0.01秒を競う世界では、最後までレースに“真剣”な者が勝つというのは当たり前の姿なんだよね。
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