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幼稚”といわれても反論はできないよね。。。

<党首討論>民主、新証拠示せず メール真偽立証断念か主

 ■22日の党首討論でのライブドア前社長の堀江貴文被告から自民党の武部勤幹事長の二男への「送金」メール問題をめぐる主なやり取りは次の通り。
 前原誠司民主党代表 堀江被告を、自民党は先の総選挙において準公認候補並みの応援をし、政府与党がライブドアというものに対する裏書をした。我々は、単に応援をしただけでなく、資金的なやりとりがあったのではないかと、さまざまな情報から確証を持っている。メールの問題を含め、さまざまな情報から資金提供が武部幹事長の二男になされたのではないか、そういう確証を我々は得ている。今日の予算委員会理事会に、具体的な金融機関も出すと(言った)。国政調査権に応ずるということであれば我々は、口座名、口座番号も含めて提示をするので、元帳を出してほしいということを言ってきた。なぜ国政調査権に応じないのか。後ろめたくないなら国政調査権に応じて白日の下に明らかにしたらいいと思うが、見解を聞きたい。
 小泉純一郎首相 私は個人的な名誉にかかわる問題について、確証を示して批判なり、非難なりするのは、国会だから別に批判すべき問題でもないとは思う。だが今回の、個人の名誉を傷つけるような問題に対し、掲げたメールの信ぴょう性、証拠について、本物か偽物か分からないという段階で、実名まで挙げて、個人を公の場で批判する非難する中傷するのは、国会議員としての品性の問題というか、極めて遺憾なことだと思う。私はこの問題は極めて簡単なことだと思う。私は永田寿康議員を攻撃しているのではない。永田議員が一方的に、本物か偽物か分からない情報を元にして、あたかも本物であるかのように具体的な個人を非難、中傷している。これについてはもう1週間ほどたっている。それなら、ちゃんと具体的な証拠を掲げて、偽物ではありません、本物ですと言えばすむ。にもかかわらず、出す出すと言っていまだに出していない。国家権力の行使について私は、極めて注意深く慎重に行使していかなければならないと思っている。国政調査権を行使するかどうかについては予算委員会の理事会で議論を続けていると聞いている。政府の立場としては、国政調査権というのは行政府に対してこのような権力を行使するという、国会が命令するわけだから、確かな証拠があれば行使するにやぶさかではないが、その前に極めて簡単な、本物だという証拠を出せば、あえて国政調査権を行使するまでもなく分かる。
(毎日新聞) - 2月22日22時19分更新

民主党の前原君は、党首討論会では「新しい証拠」、「新しい事実」を出して自民党に“爆弾”を落とすような事を言っていたのに、そんな話は影も、形もなかったのね。。。

と、ここまでは昨日書きかけていたエントリ。
今日になって、お昼過ぎに携帯電話に配信されてきたニュースによると「永田議員が辞職」するとか。
あら、やっぱりメールは偽者だったのね~と思って、家に帰ってきてネットのニュースを見ると、辞職ではなく休養なのね。
なんでも、民主党の野田君やゆっぴぃが“休養”するように説得したとか。
メールの真偽を明らかにする事もなく“休養”ねぇ。。。
お爺ちゃん議員でもあるまいし。。。


「永田騒動」で自滅の民主党、抗議電話も殺到

「ガセネタ」とまで批判されたライブドア前社長の堀江貴文被告(33)の「送金指示メール」問題。メールの存在を指摘した民主党の永田寿康議員(36)が突如、議員辞職の意向を示し、同党に23日、激震が走った。

 前原代表ら執行部は国会内の控室で協議を重ね、党本部にも抗議電話が殺到。同僚議員も、いらだちを隠せない様子だった。

 民主党の野田佳彦国会対策委員長が、午前10時から国会内で会見を予定していたため、100人近い報道陣が詰めかけたが、野田国対委員長が姿を見せたのは2時間近くたった午前11時50分ごろ。永田議員の進退問題について、「昨日、話を聞いた」と厳しい表情で永田議員が辞職の意向を示していることを認めた。また、鳩山由紀夫幹事長は「メールの真偽について(本物だと)補強する材料がそろっていない事態を深刻に考えている」と述べた。

 同党議員の一人は「メールの真偽に焦点がぼやかされている。本来なら金の流れがあるかどうか調べれば分かることなのに」と不満そうだった。

(中略)

◆「民主が間違いで自民が正しいという風潮になるのは避けるべき」◆

 楢崎さんは、2000年6月に永田議員が初当選した際、祝賀の席で、永田議員から「私も国会で爆弾質問をしたい」と話しかけられたことが忘れられない。

 「そんな生やさしいものじゃない。十分に裏を取らないと自分がやられるぞ、と忠告したのだが……」と楢崎さん。今回の質問についても「ネタ元を『場合によっては表に出てもらう』と説得し、質問に臨まなければならなかったのに、あまりに幼稚。騒ぎになることは想定できた。執行部が若い永田君を指導しなければならなかった」と話した。

 また、ジャーナリストの櫻井よしこさんは、「永田議員のやる気は分かるが、民主党はこのメールのあやふやさを分かっていたはず。それでも強気に徹した前原代表の政治手法は未熟と言わざるを得ない。ただ、この問題は、武部幹事長らが堀江被告を選挙で公認並みの応援をしたことへの批判でもあった。一連の騒動で、民主が間違いで自民が正しいという風潮になることは避けるべきだ」と語った。
(読売新聞) - 2月23日18時54分更新


真偽の怪しい情報に踊らされて国会で特定個人を中傷したのだから辞めても責任は取りきれるものではないと思う。
それでも、少しでも“責任をとる”というのではなく、休養という“逃げ”に入ったのは、永田議員に責任を取らせると前原君や野田君と言った民主党の執行部も責任を免れられないという“自己保身”のためなんだね。
旧来の政党に政権を取って替わるのであれば、旧来政党にはない“潔癖さ”や“清廉さ”が売り物になるというのに、自民党出身者が多いからなのか責任をはっきりする事なく事態を収めようとするようだ。
なんだかがっかり。

民主党の“同僚議員”君が言うように、メールそのもの真偽なんて本当はどうでもいいと思うよ。
メールに“書かれていた事”が本当に真実であればいい。
本来はその事が問題のはずだったのだから。
で、それが本当に事実であるならば、民主党がその証拠をつかんでいるはずで、わざわざ国政調査なんて使わなくてもいいはずだよね。
というか、国政調査という強権を使わなければ証明できないのだとしたら、それは“確かな証拠”を掴んでいる事にはならない。

一連の動きを見る限り、民主党は“不確かな”情報を元に特定個人を中傷し、民間私人のプライバシーを侵害しようとしたというだけの事。
それは、一種、犯罪ともいえる行為で、それを国会議員とい立場の人間が国会内で行ったという事は普通の民間人以上に罰せられる事はあっても、安易に許されていいものではない。
それが、「爆弾発言をしたい」という子供じみた功名心から出たものであれば尚更の事と国民は判断するだろう。
そしてそれが“党首”がOKを出しての事であれば、それは“党ぐるみ”と言われてもしかたがない。
それは例えばlivedoorの粉飾決算で堀江被告や熊谷容疑者が責任を問われているのとほぼ同じ事。
犯罪行為への加担の積極性はともかく、(犯罪に近い行為の)実行にOKを出したという意味では、実行したのと同じ責任があるのだよ。

民主党支持者や左巻きの人がブログによく書く晋三君と「安晋会」との関係については、さすがに永田町界隈のジャーナリストなら両者は“全く関係ない”って知っている程の明らかな“ガセ”の情報だから民主党も踊らされる事はなかったらしいけど、今回は“全く関係ない”という確証がなかったから踊らされたのかなぁ。。。

それにしても、民主党は脇が甘すぎ。
これじゃ“幼稚”といわれても反論はできないよね。。。







前原君が堀江被告と武部君の関係を「国民は知りたがっている」と言ったらしいけど、どちらかというと、民主党が得ている“確証”を知りたがっていたんじゃないのかなぁ。。。
確証って、確かな証拠ね。
国民が知りたがったとしたら、この先誰かに(国政)調査をしてもらう為のネタではなくて、確かに堀江被告から武部君の資金流入があるという証拠よ。
その“証拠”がなんなのかを知りたかったのだと思うよ。

それは、功名心に駆られて自分の都合のよう情報に飛びつくのではなく、冷静な自分なりの情報収集と分析をした結果、与党の不実を追求する姿を見たかったのだと思うよ。
感情的になって「どうやったら(何をいったら)信じてもらえるのか」と涙で訴えるのではなく、明確な論拠をしめして欲しかったのだと思うよ。
それが示されれば、民主党を支持する事もできたのにね。

少なくとも、感情的に駄々をこねる子供と、(相手の不利を見て)冷静に諌める大人の姿を見たかったのではないと思うわ。


っていうか、伊藤公介君とヒューザ、耐震偽造問題の関係者こそ国政調査でも弾劾裁判でもするべきなんじゃないの?
少なくとも、犯罪被害の救済に“公費”をつぎ込むのだよ。








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