- 2007年10月27日
- 03.旅行記
面白山高原駅の次はお目当ての山寺駅。
駅を降りると目の前には高い岩山。
岩山の手前は「山寺ホテル」という唐破風の風情ある古いホテルがある。
岩山の右手には山寺(立石寺)の五大堂と開山堂が見える。
駅から数分歩くと根本中堂。
御朱印を頂こうと思ったら、「“四寺廻廊”の御朱印は係りが居ないから後で」と言われてしまった(^_^;
ここって、行きと帰りで違う道を降りると駅前の案内に書いてあったけど、もう1度此処に来いって事?
ちょっと不満だけど、まぁ先にお参りを済ませましょう。
先ずは大きなわらじが目に付く念仏堂を右手に見て山門から石段を登る。
ここって1115段あるというけど、未だ“階段”にもならないこの辺りも傾斜がある。。。(^_^;
って、さっき見上げたあのお堂(五大堂)まで登るんだよね。。。
途中でリタイアもあり?(^_^;
「閑さや 岩に染み入る 蝉の声」 と、山寺で詠んだのは松尾芭蕉。
でも、現代の山寺は全然“閑”ではなく、観光客で賑やかね(笑)
とりあえずは“ビューポイント”だと言われる仁王門を目指す。
途中すれ違う小学生たちは合羽姿。
私は傘だけど、こんなに蒸し暑いんじゃ合羽じゃ汗だくだろうな。。。って、傘の私も汗だくなんだけど。。。(>_<)
更に、途中の道が幅14cmだとかで、石1つ分しかない場所がある。
そんな細い道を行きかうのに、登る人も降りる人も道を譲るでもない。
お互いに相手が譲って当たり前という態度。
流石にこんなに狭い道幅の処では流石に縦に1列になっているけど、少し広くなると仲間内で広がって登り降り。
マナーが悪いというか、なんというか。。。
これがハイキング道だと、ハイカーさんはすれ違う人に「こんにちは」と挨拶もするし、道を譲り、譲って貰った人は「お先に」と挨拶する。
そんな些細な言葉が交わされない事もキツイ山道では不満に思える。
バスで大量に運ばれた人たちが時間を気にして“我さき”に山を降りる様はとても此処が修行の場だったとは思えないほど。。。
とても修行場に来ている人たちとは思えないけど、こういう人たちこそ“修行”が必要なのかもしれない。
更に進むと釈迦堂が見える。
石の修行場と言われる釈迦堂は危険なので修行僧しか立ち入ることが出来ない。
って言うか、軟弱モノの私はこんな岩場は頼まれても登らないわ(笑)
更に登って奥の院をお参りして、開山堂を経由して有名な五大堂へまわる。
今は展望台になっている五大堂から見えるのは山寺の町並みと向かいの山の稜線に沸き立つ雲。
でも、この雲の立ち方って台風なの?
こんなに登ってきたのね。。。
すっかり汗だくで、髪も服もビッショリ濡れている。
髪は雨で濡れているのか汗で濡れているのか解らない感じだけど、服は外側ではなく中から濡れているから間違いなく汗で濡れている。
さて今度は下り。
そろそろ脹脛に筋肉痛が来ているんだけど。。。(^_^;)
下りは滑るから登り以上に気を使うのにね。
山を降り切って、改めて御朱印を頂こうと思ったら、未だ“係りの人”が来ていないと言う。
“四寺廻廊”専用ではない御朱印は問題なく頂けるのに、何故?
違いは“御印”だけじゃないの?
参拝の日付を書くだけなのに、何か“資格”でも必要なのかしら?
仮に特別な人が“係り”になる決まりがあるのだとしても、1時間以上前に御朱印を欲しい参拝者がいる事は解っているのに何故手配をしてくれていないのだろう?
「四寺廻廊」はJRと共にお寺側も主宰しているはずの一種の“キャンペーン”のハズなのに、なんだか不愉快だな。
って、御朱印は“スタンプラリーではない”と叱られそうだね(^^ゞ
でも、なんだかお寺の傲慢を感じるのよね。。。
なんとか“四寺廻廊”の御朱印を頂いて、空腹を抱えて駅前に出る。
次の電車まで30分しかない。
駅前のお蕎麦屋さんでお蕎麦を頼んだら、30分ではムリと断られた。
駅のコインロッカーから荷物を出して、再び駅を背にする。
駅の正面にある山寺ホテルの並びのお土産物店でも食事は出来たハズ。
蕎麦街道と銘を打つこの辺りは手打ちのお蕎麦屋さんが多い。
手打ちのお蕎麦なら茹で時間、食べ時間を考えても30分もはかからない。
入ったお店には、他にご夫婦が1組。
彼らは既にお蕎麦を食べていたから、これから作るののは私の分だけよね(^^)
ざる蕎麦とビールを頼んで一息。
ビールと共に「力こんにゃく」を勧められたけど、こんにゃくまで食べたら食べすぎ。
そこまで私の胃は大きくないもの。。。(^^ゞ
いかにも手打ち、手切りという、不ぞろいな太さのコシの強い山形蕎麦が美味しかった。
コシは強すぎるぐらいだったけど、親切なお婆さんと丁寧な物腰のご主人の人柄が感じられる美味しいお蕎麦だった。
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