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野次馬の妄想(笑)

昨日のフジテレビの新株予約権がらみの色々な方ブログを見ていて、普段は休眠状態にある脳みそを少し動かしてみた(^^;

色々読むうちと言うか、私でさえ「違法?」と思う手段に出たフジテレビの真意は何だったのだろう?と改めて思う。
私なりの結論は、「フジテレビは法廷に持ち込みたかった」。
短絡的と言われるかもしれないけど、買収劇の“長期化”以前に、単に法廷の持ち込みたかったと思うようになった。

ホリエモンの時間外取引については、事前に金融庁に適法性の可否を確認していると言われている。
だとしたら、金融庁は、事前に“適法”の判断をしている事になる。
となると、金融庁は、ホリエモンが時間外に大量株式の取得をした事ではなく、事前にホリエモンが“売り手を知っていたか?”と言う点でしか違法性の判断のしようがない。
フジテレビは金融庁からの“違法”のお墨付きを諦めて、司法の場で白黒付けようとしたのではないかと思う。
例え今回の“新株予約権”が違法となっても、それ以前にホリエモンの株式買い付けが“違法”である事を証明したかったんじゃないかなぁ。
そうなれば、今回の買収劇そのものが“無効”になる可能性があるものね。
でも、その場合、ホリエモンが持っている株をニッポン放送やフジテレビが引受ける事になると、(外資規制の関係で)それはそれで彼らが困るような。。。
それに、TOBの条件の下方修正のフジテレビ側の違法性についても、当然議論の材料になるよね。


しかし、テレビではホリエモンが追い詰められたように言っているけど、本当に追い詰められたのはどっちなんだろう?
下げ相場とは言え、今日も市場にニッポン放送株が売りに出ていると言う事は、フジテレビのTOBに応じるより、ホリエモンに売った方が良いと思っている株主が居るって事だよね。
そして、値が付いていると言う事は、多分ホリエモンが買っているんだよね。。。
(買っているのは仕手筋かもしれないけど。。。)

このまま行くと、フジテレビは4280万株の全てを引受けなければいけなくなるかも。
としたら、その引受価格は総額で2967億円。
それだけの巨額の増資をフジテレビはフジテレビの株主から了解を取らなければならないのよね。
フジの株主との確約はあるのだろうか?
昨日の今日だから、確約は出来ていないはず。。。

この後ライブドアがどんな手を打ってくるのかわからない。
でも、このまま、“目には目を歯には歯を”の対応が許されるのであれば、こんな事も出来るのかしら?

3/24までに株主総会を開いて、現取締役を退任決議、同時に現発行済み株式数の4倍の授権資本の設定を株主総会で特別決議する。

勿論前提として、ライブドアがフジテレビ以外の株主を説得できると言う事が必要なんだけどね。
でも、授権資本が増えると言う事は、今回フジテレビが取った措置が適法と認められた場合でも、フジテレビの株数、支配力を弱める効果がある。
フジテレビの引受株数に応じて、予約権をフジテレビ以外の既存株主に付与すればよいので、フジテレビが取締役を選任するまでに事を運ぶ機動力があれば、フジテレビはこれ以上手を出せないと思うけどね。
まぁ、そこまで泥仕合にすると、本当にニッポン放送は公開企業としての価値を失うだろうけどね。

ところで、朝日がこの件をどのワイドショーでもTOPで扱うのは解るけど、他局は「朝日新聞 VS NHK」を忘れてもいいのかなぁ?

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