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天高く、ドライブの秋

2005年9月19日
03.旅行記

松本へ向かう道は獣道のような道だった。
いや、多分農道なんだろうけど。。。
看板には「新線」って書いてあるけど、どこが“新”？
アスファルトで舗装はしてあるが、いろは坂も真っ青の70近いカーブがくねくね続く山道で、車1台がやっとの狭い道。
対向車が来たらどうするんだろう？
なんて思いながら走ったけど、対向車は無かった(笑)

道の両脇では蕎麦が白い花を付けている。
蕎麦の花って、もう少し早いと思ってたけど今頃咲いているのね。
夏が暑かったからかな？
そして、黄金色に輝くのは稲。
私が育った地方では、早場米の産地で夏休み中には刈り入れが終わってしまっていたけど、此処は今が刈り入れの最中。
これも秋の景色よね。。。
そして、田んぼの周りにはコスモスも。
なんだか、和む景色だわ(^.^)

田んぼ　コスモス

田んぼの写真を撮って顔を上げると「かんぽの宿」の看板が。
こんな山の中にまで簡保の宿ってあるんだ。。。こんな処で利用する人いるのかなぁ。。。と思ったら、ここは鹿教湯温泉だった(^_^;
どうも、鹿教湯温泉の裏側に出たようだ。
って、よく見ると、一昨日泊まったお宿が見える。
じゃ、ここでお昼にしようかな。
なんだか美味しいそうなお蕎麦屋さんがあったものね♪

という訳で、辰巳屋という蕎麦屋に入る。
この鹿教湯温泉って、胡桃がよく取れるのかな。
お土産さんでは胡桃おはぎを売っているし、このお店にも“くるみ蕎麦”というメニューがある。

くるみ蕎麦

折角だから、くるみ蕎麦を頼んでみた。
これって、どうやって食べるのかなぁ。。。
擦った胡桃が出汁に溶いてあるのだけど、此処にわさびを入れるの？
胡桃の甘みがあるけど、別に邪魔にはならないかなぁ。。。
寧ろ、わさびは入れないほうがいいかも。

さていよいよ松本。
鹿教湯からは、有料のバイパスを通る。
松本城の駐車場は満杯。
お城の周りを2周してやっと近くの市営駐車場に停めた。

スキーによく行っていた頃はこの松本もよく通ったのに、お城は初めて。
黒門近くに入場券売り場が。
「大人1枚」と言ってバッグの中を見たら、無い！

ああああ。。。
さっき、有料道路を通った時に、お財布を車のダッシュボードに置いたままだった(^^;
チケット売りの姉さんに笑われちゃった。
お財布を取りに駐車場に戻り、気持ち新たに松本城へ。

今日は観月会があるらしい。
場内本丸前の広場にススキの飾りが設えてある。
赤い欄干の観月櫓は残念ながら工事中。
観月櫓と言うくらいだから、此処から見る月は綺麗なんだろうなぁ。

広場を横切って、天守閣へ。
三層の乾小天守の入り口で靴を脱いで入る。
「素足で」と書いているけど、ソックスまでは脱がなくてもいいよね？

暑い。。。
天守閣の中は｢矢狭間｣、｢鉄砲狭間｣と呼ばれる弓、鉄砲を発射する小さな窓しかない。
って、住居ではなく戦闘用の施設だから当たり前か(^_^;
唯でさえ暑い日で、場内も人が多く蒸し暑いのに、風が通らないから更に暑い。。。
最上階に出てやっと窓があった。
此処から、渡櫓をわたって天守閣へ。

こちらは五層六階。
一段が40cm程もある急な階段を上る。
階段が狭いので、登る人と降りる人が交互にならないといけないから混むのね。
此処で諦める人も数人。
この階は天井が低い。
背の高い外国人の若者は首を曲げても首が天井についている。
実際の戦闘でも、ここに兜を被った大人の男性が入ってきたら、まっすぐには立てないだろうな。

天守閣は各階に展示品がある。
といっても、兜や刀で、正直あまり興味がない。
そのまま最上階に上がった。
最上階は四方に窓があって、風通しがよい(^.^)
北アルプスの山並みが見える。
汗かいて上がってきた甲斐があったわ。

松本城