ここのところ、winnyによる情報漏えいが新聞やネットのニュースを賑わせている。
例えばこれ。
ジャスダックの資料、下請け会社員からウィニーで流出ジャスダック証券取引所(東京都中央区)のシステム開発に関する資料などがファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を通じてインターネット上に流出していたことが19日、わかった。
ジャスダックによると、流出したのは、2004年12月前後に日立製作所(東京都千代田区)が設計した、システム開発に関する手順や作業スケジュールなどを記した資料。同社は昨年9月に流出の事実を把握しながら、公表していなかった。下請けのシステム開発会社の社員が自宅のパソコンでウィニーを使い、暴露ウイルスに感染したという。
ジャスダックでは「現在のシステム運営で問題になる資料ではないが、漏えいの事実は遺憾」としている。
(読売新聞) - 3月19日21時8分更新
金融機関のシステムを構築する立場としては、システム開発に使用するPCにwinnyを入れるなんて考えられない。
というか、winnyのシステム的な特性を考えたら、例えそれがプライベートなPCであったとしても仕事で使用する可能性のあるPCにwinnyを入れるなんて考えられない。
まして、winnyが入っているPCに仕事のデータや仕事のファイルを持ち込むなんて考えられない。
って金融機関の仕事ならば、仕事で使うファイルを自宅のプライベートPCに持ち込む事が、そもそも顧客との契約違反だろう。
素人が、その危険性を知らずに自宅のPCで使うのはいいだろう。
でも、素人であってもwinnyの入ったPCで仕事をするのは問題がある。
それは、顧客情報が入った封筒の表に「○×社 顧客リスト」と書いて電車の網棚に置きっぱなしにするようなもの。
仕事で知りえた情報を、見も知らぬ不特定多数の人に「皆様、どうぞご自由お使いください」と提供するようなもの。
winnyを入れているPCに仕事上のデータを持ち込んだ、あるいは仕事で使用するPCにwinnyを入れた人は、仕事で知りえた情報を漏洩する意図があったと、懲罰の対象になると思うのだけどな。
って、いうか、作成者が犯罪者として逮捕されたのに、未だこのソフトを使う人がいるんだね。。。
使っている人の不注意で自分が持っているデータが流出するのは自己責任としても、このソフトには他に根本的な問題を孕んでいる。
って、問題が多いのは何もこのソフトだけではないけどね。
そろそろPCも“素人が使っているのだから”では済まされないことが多く起きている。
なんとか自覚なく使ってるソフトの利用者を取り締まれないのかしらねぇ。。。?
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