お雛様の思い出

2006年3月 3日
06.日常雑記

華やかに　陽そそぐまちの　ひな祭り

ため息誘う「御殿ひな飾り」＝江戸後期の品、現存最大規模－名古屋

　3日は桃の節句。名古屋市東区の徳川美術館では、江戸時代後期の「御殿ひな飾り」が特別公開されている。立派な御殿は、現存するもので最大規模。色とりどりの装束で身を包んだ優雅な人形とともに、見学者のため息を誘っている。
　江戸期に定着したといわれるひな祭り。御殿ひな飾りは、京都と大阪を中心に普及した。天皇の即位式などが行われた御所の正殿「紫宸殿（ししんでん）」を模した御殿が特徴だ。
　公開された御殿は1770年の作品とみられ、高さと奥行きが2．4メートル、間口が2．7メートルと「他に類例がない大きさ」（徳川美術館）。向かって右側に淡い緑の装束の男びな、左側にピンクの女びな、周りに官女や琵琶などを手にした楽人らが並ぶ。　
（時事通信） - 3月3日9時0分更新

今日は桃の節句。
いつだったか、京都のお寺で雛人形を見た。
確か将軍家に嫁いだ宮様のお雛様だったと思う。
去年は、金沢の成巽閣でお雛様を見た。
ここは、加賀百万石に嫁いだ奥方のお雛様だった。

そして、千葉県でも大規模なひな祭りが執り行われている。
　　かつうらビッグひな祭り

徳島県勝浦郡勝浦町と和歌山県那智勝浦町、そして千葉県勝浦市が昨年設立した「勝浦ネットワーク構想」のイベントで、徳島や和歌山の勝浦町から贈られたお雛様を飾っているとか。
それも1箇所だけでなく、町中にお雛様が飾られるとか。
って、昨日のテレビで見た受け売りなのだけどね(笑)
見に行きたいと思いながら、5日までだと見られない。。。

徳川美術館のお雛様展示は4月9日までらしいからいけるかしら？
って、ここは美術館だけの展示なのよね。
他に町中にお雛様が展示されていると有名なのは、日田。
私が密かに卑弥呼の邪馬台国があったと思っている日田には一度行ってみたい。
特に、このひな祭りの時期に行ってみたいものだわ。
って、3月はいつも仕事が忙しい時期に重なって、なかなか行けないでいるのよね。。。

お雛様といえば。。。
5歳の時に父の転勤で、それまで住んでいた場所から遠く離れることになった。
それまで住んでいた所は、両親の実家からそう離れた場所ではなかった。

初節句の時、慣わし通り母の実家からお雛様を買って貰ったらしい。
小さな頃、お雛様の前に座っている私の写真が今も実家にある。
○段飾りというような大きなものではなく親王飾りだったけど、お道具もあって、子供心にかなり気に入っていた。

5歳になって父の転勤でかなり遠くに移ることになったとき、私のお雛様は父の実家に預けられた。
再開したのはそれから5年も経ってから。
納戸にしまわれていたお雛様には虫が付いていたけど、そのお雛様を持って帰ってきた（ハズ）。
でも、それから暫くはお雛様は飾られなかった。

次にお雛様に会ったのはそれから10年近く経ってから。
それまで友人の家のおひな祭りにお呼ばれしたりしていたのだけど、密かに「私のお雛様が一番」だなんて思っていたのだけど、20歳になってみたお雛様は一般的なお雛様だった。
がっかりはしなかったけど。。。やっぱり、ちょっとがっかりしたかな(笑)
でも、お顔はどのお雛様よりキレイだと思うのよね。。。って、贔屓目？(^^ゞ

その“私のお雛様”は今でも実家にある。
私は別の小さなお雛様を母から買って貰った。
でも、そのお雛様は私の心の中では“私のお雛様”。
私には手入れが出来ないから母が持っている事に異議はないし、そのお雛様を母や妹がどう思っているのかは知らないけれど、私にとっては“私のお雛様”。
物心ついてから、妹と同じものを買ってもらうか、“お姉ちゃん”だから我慢させれるかしてきた子供の頃の私にとって、唯一“私”の為に買って貰ったものだった（と思っていた）から。

今年は母に買って貰ったお雛様を出す事もしなかったからなのか、おひな祭りのニュースを聞いて、子供の頃のこんな事を思い出したわ(笑)