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日の丸飛行隊への感傷

長い間、お疲れさまでした。

原田有終、泣けたぜ/ジャンプ

<ノルディックスキー・ジャンプ:宮の森ナイター大会>◇25日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)
 スキー・ジャンプの原田雅彦(37=雪印)が涙で競技人生の幕を閉じた。「引退試合」となった今季最終戦は1回目83メートル、2回目111メートルの16位に終わった。競技後に用意されたラストジャンプでは、原田らしく号泣で締めくくった。五輪、世界選手権で日本人最多の9つのメダル、前人未到の個人通算74勝。数々の金字塔を打ち立てた「ミスタージャンプ」が惜しまれながらスキーを脱いだ。
 笑顔のまま泣いた。大会後、引退選手に用意されたラストジャンプ。112メートルで着地すると、もうこらえきれなかった。4100人の「ハラダ」コールに笑顔で応えながら、目からは涙があふれていた。「山の上から泣きそうになりましたが、それをこらえて飛びました」。最後の最後まで原田らしさを貫いて、28年間の競技生活を終えた。
 喜びも悔しさも詰まった大倉山での今季最終戦。1回目は83メートル、2回目は111メートルとK点は越えられなかったが、もう成績は関係なかった。「初めて飛んだときも気持ちよかったが、今日も気持ちよかった」。誰よりも高く、遠くへ。初めてジャンプを飛んだ9歳のときと37歳の今と気持ちは変わらなかった。
 引退を決めてから岡部、斎藤コーチ、富井監督と酒を酌み交わした。自然と長野五輪が話題となった。金メダルを獲得した団体の盟友岡部に「一番飛んでいないのになぜ目立つんだ」と冗談半分に責められた。そんな言葉さえうれしかった。思い出話は午前4時まで続いた。最高の仲間に出会い、最高の競技生活を送った。しみじみとそう感じた。悔いはなかった。
 今後は雪印のコーチとして強い日本復活へ手腕を振るう。競技後、花束などを渡すファンの長蛇の列は30分間、途切れなかった。もう飛ぶことはないが、あの高い独特の放物線は誰も忘れない。【小林明央】
(日刊スポーツ) - 3月26日9時55分更新

ずっと書きたいと思っていながらなかなか書けなかった。

比較的年齢の近い私は、この人の大舞台での喜怒哀楽を一緒に感じた気がする。。。
もちろん、“気がする”だけなんだけどね。。。


小学校3年生の冬、当時北海道に住んでいた私のその冬はいつもの年に比べ冬休みが短かった。
北海道では当時冬休みは1ヶ月はあったように思う。
その分夏休みは短くて、8月の半ば過ぎには学校が始まるのよね。。。

学校の前が札幌に続く国道だった事もあって、聖火が学校の前を通るときには授業を中断して日の丸の小旗を持って聖火を見送った。
ほんの5分程度だったけどね(笑)
今なら、“日の丸の小旗を振ることの意義が説明できない”なんていう教師も居そうだね。
って、今より日教組が強かったその時分の方が、そんな教師が居たのかもしれない。。。

その時のオリンピックは10歳の私の記憶に残る程、ジャンプが華々しい成績を残した。
所謂「日の丸飛行隊」と言われた人たちで、当時は70m級ジャンプと呼ばれた現在のノーマルヒルで日本がメダルを独占した時ね。
もともと西欧のスポーツだったジャンプで東洋人がメダルを〆るのは怪しからんとルールが改正されて、その後は日本のジャンプもしばらく低迷。
その低迷から脱したのは、原田、岡部、東、葛西だった。
日本人選手がメダル取るとルールが改正されるという、日本人選手にとっては逆風の中、この4選手に船木選手を足した5選手はよくやったと思う。
原田選手なんて、リレハンメルでかなり失意を経験しただけに、長野でのリベンジは多くの日本人が涙したと思うよ。

長野オリンピックの栄光もつかの間。
所属チームの雪印が、会社の失態で壊滅的な打撃を受けた。
原田選手は今も雪印所属となっているけど、チーム事情は当時とは雲泥の差なのではないかと推察する。
ウィンター競技だけに観点を移せば、ジャンプだけでなくアイスホッケーも西武(=コクド)に余裕がなくなって、とばっちりでアイススケートのリンクが立ち行かず、フィギュアやスピードスケートも競技の存続が問題になっている。

そんな中、その人柄ゆえに国民的な人気のある選手が競技を去るのが寂しい。
スポーツ選手なのだから競技生活に年齢・体力的な限界はあるとは思うものの、寂しさはぬぐいきれない。
なんていうのかなぁ。。。
原田選手の人柄なのか、私の年齢がそう感じさせるのか。。。


いや、私の余計な感傷は要らない。
本当にお疲れ様でした。
これから、思う存分とは行かないまでも、いい後輩を育成してくださいね。
貴方のような個性的な選手が日の丸飛行隊を引っ張る日が来る事を心から祈っています。

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