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そんなに悪い事ではなく、庶民にとっても当然の政策

日銀、金融の量的緩和解除策を決定

 日本銀行は9日開いた政策委員会・金融政策決定会合で、2001年3月から続けた「金融の量的緩和策」の解除を決め、即日実施した。

 ただ、解除後も当面はゼロ金利を維持し、景気を下支えする。

 世の中に出回るお金の「量」を増やして経済をテコ入れする異例の金融政策は終わり、「金利」を上げ下げする本来の手法に戻る。日本の金融政策は歴史的な転換点を迎えた。

(読売新聞) - 3月9日23時51分更新


とうとうと言うか、日銀がやっと量的緩和政策を辞める事を決めたらしい。
昨日のWBSで日本のお金の動きが変わってる現状をレポートしていたが、ここ2,3年、銀行にお金が余り出して、銀行が企業融資に積極的になりだした。
今までは法人は借りたくても貸してもらえなかったのに、ここに来て法人への融資が多くなったのは多分に“お金”が行き場をなくしたから。
それでも、世の中に余っているお金は、銀行が努力をしなくても銀行(預金)に集まる。
まして、ここの所のライブドアの事件や、日本クリアランス機構の小口取引に対する手数料引き上げを受けたら、お金は必然的に銀行に集まるよね。
銀行は楽してお金が集まるのだから、いや使い道に困るほどにお金が集まるのだから、預金金利は上げる必要はない。
その潤沢な資金を借りたい人を選別して貸せばイイだけ。
自ずと貸出金利だけが上昇する。
すでに長期の貸出金利は上がり始めていた。

今頃「量的緩和の解除は金利上昇につながる」なんていう人は経済を見ていない人で、既に金利は上がっているのだからね(苦笑)
今の預金金利が上がらなくて、貸出金利だけが上昇するのは量的緩和がいつまでも解除されずに市中に行き場のない“お金”が余っているのが理由。
なけなしのお金を預金している庶民は貧乏しているのに、銀行だけがぼろ儲けという構図だね。

まぁね。。。
政府は、銀行の儲けが少なくなるから、そりゃ困るでしょう。
今の日本の銀行の殆どは“国営”だし、銀行が“国営”を脱する為に公的資金の返済をするためには、銀行が存分に儲けないといけないものね(笑)

でも、それって、必ずしも銀行の利用者である国民には“利益”ではないよね。。。


今回、日銀が量的緩和政策を辞めたことで、半年ぐらいのタイムラグがあっても、銀行が自由に使えるお金が今よりは少なくなる。
となると、預金金利が上がることが期待できるね。
これから借金して家を買おうという人はかわいそうだけど、これから新しい借金をする予定のない人にはこ今回の日銀の決定は有難いものになると思うけど?

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