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"政権政党として"本気で何をしたいのか?

民主党が衆議院第1党となって2ヶ月半。
この2ヵ月半を見ても、民主党が"政権政党として"本気で何をしたいのかが見えない。
何故なのだろう?


民主党 初の役員会、「党は小沢氏」鮮明 役割分担を徹底

10月13日23時42分配信 毎日新聞

 民主党は13日、鳩山政権樹立後、初の役員会を開き、小沢(一郎幹事長)執行部が本格始動した。党代表の鳩山由紀夫首相を含め、政府側からは誰も出席せず、「政府は鳩山、党は小沢」との役割分担を徹底させた。旧執行部時代、役員会にはオブザーバーを含め20人以上が出席したが、新執行部は事実上小沢氏以下10人による少数で構成されており、党運営で小沢氏の意向がより通りやすい体制となっている。【渡辺創】

 民主党本部6階の会議室で開かれた党役員会には、8人が参加し、小沢氏は幹事長代行でもある輿石東参院議員会長とともに上座に座った。地元選出議員として、25日投開票の参院静岡補選の対応に追われる細野豪志組織・企業団体委員長らは欠席し、小沢氏の持論である「選挙第一」を印象づけた。
 会合の場に鳩山首相の席はなかった。役員会後の記者会見で、首相の欠席理由を聞かれた小沢氏は「もう少し、勉強してくれないと駄目ですよ、あんた。首相がいちいち党会合に出てくるわけないじゃないか。天下のことをやらなければならないんだから」と一蹴(いっしゅう)した。
 鳩山政権は政策決定の内閣一元化を進める一方で、選挙など党務や国会対策は、小沢氏に一任している。民主党は当初、官僚の国会答弁を禁止するための国会法改正案を来年の通常国会に提出する方向で調整していたが、小沢氏は自らの所管である国会法改正について、臨時国会への前倒し提出を譲らなかった。
 鳩山首相は13日夜、首相官邸で記者団に対し、党役員会について「私どもは党務と、政府の仕事を完全に分けている。役員会は党務の会議で、私どもには声がかかっていない」と述べ、今後とも出席しない意向を示した。平野博文官房長官が同日午後の記者会見で「あったんですか、役員会?」と記者に問い返す場面もあった。
 小沢氏は13日の記者会見で、今後の党運営に関し「特別な方法はない。当たり前にやっていく。来年夏の参院選も勝つようみんなで知恵を出し、協力し合う」と述べるにとどめた。党役員会は毎週月曜日に開くほか、自身の会見も定例化すると説明した。

 ◇民主党役員会のメンバー◇
代表          鳩山由紀夫
幹事長         小沢 一郎
幹事長職務代行    ○輿石  東
財務委員長      ○佐藤 泰介
選挙対策委員長    ○石井  一
広報兼国民運動委員長 ○小川 敏夫
総務委員長       奥村 展三
組織兼企業団体委員長  細野 豪志
参院幹事長      ○高嶋 良充
国会対策委員長     山岡 賢次
参院国会対策委員長  ○平田 健二
※○は参院議員(敬称略)

最終更新:10月13日23時42分


役割分担もイイ。別に文句は言わない。
でも、政権の中枢にいるハズの人たちが出席しない党の役員会って、特に民主党に限れば、何の意味があるのだろうか?
一郎クンは、「もう少し、勉強してくれないと駄目ですよ、あんた。首相がいちいち党会合に出てくるわけないじゃないか。天下のことをやらなければならないんだから」と言ったらしいけど、この言葉の矛盾に一郎クンが気がついていない筈はないよね?

一郎クンは「官僚に答弁させない法律を立法する」と言っているけど、一方でゆっぴぃクンとは「議員立法(による提案提出)はさせない」と合意している。
それは、閣僚が参加しない会議で何を議論したとしても、それは直接立法には関係しないという事だよね?
国会議員が何を言おうと、どんな法律を検討しようと、それが例え「閣僚に答弁させない法律」だとしても、閣僚が法案提出しないことには国会の議論の遡上にも上らないのが民主党政権の立法手続き。
だったら、民主党の役員会は何の法案提出(=生産)ができないのだから"会議ごっこ"でしかない。
これほど時間の無駄でしかない会議はないね。

国会議員がこの会議に参加しようとしまいと、国会議員に払われる税金(歳費や政党助成金)の金額は変わらない。
でも、生産しない会議に時間をとられるのであれば、その1時間でも2時間でもを国民の実態を知る事に使った方がよっぽど建設的だと思うよ。








公明主導の「子育て応援手当」 仙谷氏、1200億円凍結要請

10月13日23時18分配信 産経新聞

 仙谷由人行政刷新担当相は13日、長妻昭厚労相に対し、平成21年度補正予算の削減額上積みのため、3~5歳の子供が対象の「子育て応援特別手当」(1人あたり3万6000円)の支給を凍結するよう要請した。手当の予算総額は1254億円。長妻氏は回答を保留し、厚労省の政務三役で検討する考えを示した。手当は現時点では募集の広報をしているだけで、ほとんどの自治体では支給開始が12月ごろになる予定。
 仙谷氏は現時点で凍結しても影響は少ないと判断した。ただ、すでに自治体では支給のための事務作業が進んでいるほか、手当の支給を期待していた子育て世帯の反発も予想される。
 同手当は15年4月2日~18年4月1日生まれの子供を対象に支給され、公明党などが主導する形で21年度補正予算に盛り込まれた。すでにドメスティックバイオレンス被害を受けている保護者を対象に申請を受け付けている自治体もある。
 長妻氏は9月25日の記者会見で「すでに(申請受付が)始まる直前で事務も整っている。寸前に急に切り替えることはよく考えないといけない」と述べ、支給の凍結には慎重姿勢を示している。

最終更新:10月13日23時18分


廃止でイイんじゃないの?
子育て応援特別手当の支給対象者には自民党・公明党政権であれば10月以降に36,000円の手当てを受けられるつもりだったかもしれないけど、それが子供手当てに代わるのだから良いんじゃないの?と思う。

有権者の中には、36,000円貰えるはずが26,000円になってアテが外れた人もいるだろう。
でも、民主党のマニフェストでは「子育て応援特別手当(3万6千円)を残す」とは書かれていない上、中国卒業まで「子供1人当たり年間31万2000円を支給する」と書いているのだから当然の措置であって、両方をアテにするのは、虫が良すぎるでしょう(苦笑)








<エコポイント>経産は概算要求を見送り、環境は継続

10月13日10時41分配信 毎日新聞
 直嶋正行経産相は13日の閣議後会見で、10年度以降の継続の是非が焦点となっているエコポイント制度とエコカー補助金について、15日が提出期限の10年度予算の概算要求見直し段階では関連予算の計上を見送る方針を示した。一方、経産省とエコポイントを共同実施している小沢鋭仁環境相は13日の閣議後会見で「環境対策として重要だ」と概算要求に盛り込む考えを表明し、関係省庁で対応が割れる事態となった。
 エコポイントとエコカー補助金は、麻生前政権が今年度限りの時限措置として導入。直嶋経産相は「経済対策として実行した事業であり、継続は経済情勢次第」と指摘。来月発表される7~9月期の国内総生産(GDP)などを踏まえ、年末の予算編成時までに継続の是非を慎重に見極めるべきだと強調した。
 一方、小沢環境相は「(省庁の枠を超えた)テーマ別予算の議論の中で制度がまとめ上げられていく可能性もある」と指摘し、両省の調整が今後本格化する見通しだ。
 エコポイントは薄型テレビなど省エネ家電を購入した際、商品券などに交換できるポイントを付与する制度。。エコカー補助金はハイブリッド車などを購入した場合、最大25万円支給する。【赤間清広、大場あい】

最終更新:10月13日13時42分


実は私、個人的にはこのエコポイントの措置が1番気になっている。
エコポイントとは、国債とは違った形の将来への借金。
国民生活がどうなろうと自らの見栄と自己満足の為に前政権の全てを否定する」という政権がこれまでエコポイントについて何の意思表示を示さなかった事の方が不思議だった。
経産相も環境相も同じゆっぴぃ政権下の閣僚なのだから、不要不急の原則に則って"ムダ"と判断するのが民主党としての"筋"でしょう(厭味)


さてさて。。。
民主党の"ムダ"と、一般国民との"ムダ"には大きな隔たりがありそうな気がする。
でも、民主党って、All or Nothingでしかモノを考えられないおバカさんの集団らしいから、国民感覚とはずれた"ムダ"判断がこれからもあるだろう。
さらに、本当に日本人である国民の生活を考えるのではな、一部のプロ市民に阿った政策が優先されるのが、民主党の政治のようだ。
って、これじゃ以前の「日本社会党」と全く違いはなく、旧自民党の党員だった人たちの考え方、松下政経塾で学んだ人たちの考え方がこういう形で表れたのは残念で仕方がない。
リベラルというのはそんなものなのか?

さてさて。。。×2
この2ヵ月半の民主党の動きを見ると、"マニフェスト"って何だろう?と考えさせられる。
マニフェストで約束したことだからと、国会の審議もないままに独裁で物事が進められる。
民主党が多数議席をとったことで、55項目もあるマニフェストの全てを国民が支持した事とされているらしい。
これを純ちゃんの"郵政民営化"選挙以上の暴挙だと思う人は、未だ少ないらしい。
(って、マスコミが報道しないだけで、ネットではこの暴挙に対して警戒感を持っている人が多くいる。)
でも、この現状を鑑みるに、"マニフェスト"では国民を幸せにはしないのね。。。と思う。


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