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今国会の質疑を"見ごたえがある"と思える訳

国会論戦に関するニュースを記事を読むのが面白い。


国会論戦スタート 首相「公約必ず実現する」「消費税増税の必要ない」

10月28日23時3分配信 産経新聞

 鳩山由紀夫首相の就任後初の所信表明演説に対する代表質問が28日、衆院本会議で始まった。首相は先の衆院選マニフェスト(政権公約)について「4年間の国民との契約であり、必ず実現する。達成できなかったと国民から思われたら政治家として責任を取る。言うまでもない」と明言した。
 首相は28日夕、首相官邸で記者団に責任の取り方を問われ、「4年たって国民が判断することだ。一番なのは選挙で信を問うことだ」と述べた。
 代表質問の答弁で、首相は「国民の政治への信頼が回復する前に消費税の増税をする必要はない」と断じ、早期の消費税率引き上げを重ねて否定。平成22年度予算編成についても「すべての予算を組み替え、新たな財源を見い出していく」と述べた。
 自民党の西村康稔衆院議員は年金・医療問題を協議する超党派の「社会保障協議会」設置を提案したが、首相は「マニフェストで示した政策を着実に実行する。野党とは国会審議の場で堂々と真剣に行う」と拒否。その一方、消費税引き上げを含む税制改革論議には「いずれの時点で何らかの議論を行う必要がある」と含みを残した。
 米軍普天間飛行場の移設問題では「最後の意思決定は私が行う」と自らが決断する考えを示した。
 一方、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は、自衛隊が違憲かどうかを問われ、「鳩山政権下での自衛隊の活動は憲法の枠内で適用されると考えている」と述べた。
最終更新:10月28日23時3分

先ずゆっぴぃクンが民主党党首として宣言したのは「マニフェストは、4年間を通して消費税を上げずに実現する」という事。
一方、選挙期間中に「後の世代に借金を残してはいけない」(=赤字国債を発行してはいけない)はどの程度遂行されるのは不明。
民意は、「消費税も上げず、赤字国債も発行せずに、マニフェスト及び以前からの民主党の主張を実行すること」を期待している。
それは勿論、CO2の排出量を抑えながら経済を活性化し雇用も促進、子供が居る世帯や農家へのばら撒きによって(労働収入に加算して)各家庭の可処分所得が増える。
また、自衛隊の海外派遣は全て撤収し、沖縄、特に普天間からは米軍を排し米軍には海外(グアム?アメリカ?)へ移転させる。
そんな、子供でも見ないような"夢"を必ず実現してくれるのか?

仮にそんな事を100%期待しているのが民意だとして、実現できなかった場合にゆっぴぃクンはどう責任をとるの?
そりゃ、ゆっぴぃクンはふんだんに表の資産も裏の資産も、裏以外に隠してある資産もあるから、この後一切働かなくても生活に困ることはないだろうけどね。


それにしても、瑞穂ちゃんは「自衛隊が違憲か?」と問われ、「違憲である」と答えられなかったのね?
"運用"で違憲状態を回避するのではなく、"存在そのものが違憲"と言うのが社民党の意思ではなかった?
生まれたての赤子のように周囲に頓着することなく自分の意思だけを主張するのが社民党の"筋"なのだから(?)、此処で世間に妥協してはいけない(苦笑)



<鳩山首相>強気の挑発答弁 「こんな財政に誰がした」

10月28日23時3分配信 毎日新聞

 鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が28日、衆院本会議で始まった。初の国会答弁に臨んだ首相は、衆院選マニフェスト(政権公約)について「国民との契約であり、必ず実現する。もし4年後、達成できなかったと国民から思われたら、政治家として責任を取る」と明言。具体論に踏み込まない安全運転の一方で、厳しい野党質問に対し、挑発的な答弁も目立った。
 代表質問初日には自民党の谷垣禎一総裁と同党の西村康稔政調副会長、公明党の井上義久幹事長が登壇。谷垣氏は「民主党マニフェストは羊頭狗肉(ようとうくにく)だ」などと声を張り上げた。先の衆院選後、自民党支持率は低迷しており、参院静岡、神奈川両補選にも大敗。国会での論戦に何とか活路を見いだそうと、園田博之幹事長代理と何回も推敲(すいこう)を重ねた原稿だ。
 財務相経験者でもある谷垣氏は、財政再建論者。鳩山政権の来年度概算要求を「ばらまき」と批判した谷垣質問に対し、鳩山首相は言い放った。
 「あなた方に言われたくない。より正確に申し上げれば、こんな財政にしたのは誰なんだ」
 それまで腕組みをしながら答弁を聞いていた谷垣氏は、身を乗り出し、ヤジを飛ばした。
 鳩山政権が発足間もないだけに、現政権への批判はそのまま旧自公政権の自己批判につながる可能性もある。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画を巡り、鳩山首相は「今まで10年以上結論を出さなかったのは、どの政権なのか」と切り返した。
 普段、温厚な谷垣氏は代表質問後、鳩山首相の挑発答弁について「そういう反応で乗り越えられると思っているなら、噴飯ものだ」と不快感を表明。しかし当の首相は強気そのもの。28日夕、首相官邸で「旧政権のさまざまな失政のツケが国民に回ってきている。新政権でツケをなくし、よりきれいな状況に戻していかなければならない」と語った。【坂口裕彦】
最終更新:10月28日23時13分


国会論戦スタート 「脱官僚」どこへ 自公に責任転嫁

10月29日7時57分配信 産経新聞

 就任後初の国会論戦となる28日の衆院代表質問で鳩山由紀夫首相は、自ら掲げる「脱官僚依存」の姿勢は見えず、意味不明瞭(めいりょう)の「官僚答弁」で質問をはぐらかす場面が目立った。野党気分が抜け切らないのか、財政政策などを追及されると、自民、公明両党の前政権に責任転嫁を続けた。むやみやたらな政治主導は「政治暴走」になりかねない。(坂井広志)

 ≪「政治暴走」懸念≫
 「政権を取ったらすぐに君子が豹変(ひょうへん)したかのように言われたが、(私は)君子でもありません」
 自民党の谷垣禎一(さだかず)総裁が鳩山政権の内政、外交などのあり方について「約束違反、言行不一致ばかりだ。政権を取ったら君子豹変が許されるのか」とただすと、首相はこう開き直った。
 日米関係については「中長期的な視野に立って日米同盟を重層的に深化をさせる」と観念的に表現。喫緊の課題である在日米軍再編については「安全保障上の観点も踏まえ、過去の日米合意の経緯も慎重に検証した上で、沖縄の人々の思いを受け止めながら、真剣に取り組む」と官僚以上に言質を取らせぬ表現だった。
 海上自衛隊のインド洋での補給活動に代わる貢献策については「最も望まれている支援を積極的に行うことが重要だ」。北朝鮮問題では「拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決する」と従来の政府方針をなぞり、工夫はどこにも見えない。
 代表権を持つ社長、副社長の計5人のうち官僚OBが3人を占めた日本郵政社長人事への反省もない。むしろ「官僚の中の官僚」と呼ばれた斎藤次郎元大蔵事務次官の起用について「本当に優れた人材だ。適材適所だ」と胸を張った。

 ≪批判は威勢よく≫
 「決して官僚を遠ざけるという考え方はない。要はいかに、使いこなしていくかということ」
 平野博文官房長官は28日の記者会見で内閣総務官室が各省庁に「答弁メモ」作成を指示していた問題についてこう述べた。だが、これは民主党が激しく批判してきた麻生太郎前首相の官僚論とどう違うのか。
 首相は前の自公政権を批判する時だけは威勢がよかった。政府内で意見が対立する米軍普天間飛行場の移設問題では「今まで10年以上結論を出さなかったのはどの政権なのか」と議論をすり替え、谷垣氏にマニフェスト実現のための財源を追及されると「あなた方には言われたくない。こんな財政にしたのはだれなのか」となじってみせた。
 自らの政治資金収支報告書虚偽記載問題については「国民に大変な迷惑をかけたことを心からおわびする」と謝罪したが、国民への説明責任については「捜査に全面的に協力する。選挙の結果を踏まえて一つ一つ政策を遂行していくことが、私に与えられた最大の責務だ」とはぐらかした。

 谷垣氏は本会議後、あきれた表情でこう語った。
 「そういう小児的な反応で国会を乗り越えられると思うならば噴飯ものだ」
最終更新:10月29日12時17分


同じ事象でも新聞社によって見方が違うのは当然として、それにしても是までの政権にない額の予算を組み立てておいて「こんな財政に誰がした」とはよく言うよ。
自分が無尽蔵な無駄遣いをできないのは、以前の政権が貯蓄してくれなかったと言うに等しい。
こんな言い訳が通用するのは小学生なんじゃないの???

政権交代が現実見を帯びてきた政権は、次のばら撒き政権のために財政に余裕を創らなければならないとでも言うのか?
寧ろ、前政権が財政を破綻させたからこそ、財政を立て直すことを求められての政権交代ではないのか?
民意が政権交代を支持したのは、民主党がムダを省くことで財政を再建すると約束したからであって、前政権に責任を転嫁して不作為のままバラ巻きを許すためではないとおもうけど。。。?
でも、民主党の積極的な支持者は現実を見ないピーターパン症候群な人が多いようだから、そうでもないのか?(^_^;

そうそう、民主党の積極的支持者といえば。。。彼らは、民主党が言っていた「公共事業として行う(子供を守る為の)学校の耐震工事はムダ」という政策を本当に支持しているのか?
私立はともかく、公立の小中高校の耐震工事ですらムダという彼らの「人に優しい」がどの程度のものなのかを判断しての事なのだろうから、地震で学校が崩壊して、通っている子供や避難している人が被害にあっても絶対に文句は言わないのだろね。。。?






一郎クンも野党生活が長かったシミが染み付いたのか?

小沢氏 谷垣氏らを「根性ない」

10月28日22時25分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎幹事長は28日、自民党の谷垣禎一総裁ら野党3人の衆院代表質問を聴き、党幹部に「再質問すればよいのに。(谷垣氏らは)根性ないなあ」と感想を漏らした。鳩山由紀夫首相の答弁については「ケンカを売っているようにならず、ちゃんと反論してよかった」とほめた。
最終更新:10月28日22時25分


「君子豹変す」と言われて「私は君子ではない」と返すような小学生レベルの討論に、禎一君は参加したくなっただけでしょう?
民主党が野党だったら、更にくだらない質問をしただろう。

今国会の質疑を"見ごたえがある"と思える一因に、小学生レベルの揚げ足取りの質問が減った事のように思う。
でも、質問する側が"小学生"でなくなっただけで答える側が"小学生"では、質問の質が多少上がったという程度か。。。(^_^;

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