- 2009年10月10日
- 03.旅行記
此処からは、お正月の箱根駅伝でも有名な第一京浜をひたすら歩く。
って、わずか10数分。。。
八ツ山橋の交差点を左に折れて旧東海道に入る。
私世代には大アイドルであった"山口百恵"さんが結婚後に住んでいたマンションがある八ツ山橋の交差点を過ぎてJRの陸橋を渡ると、地名の元になった"八ツ山橋"の碑があった。
そうか、今では此処が"八ツ山橋"なのだね。
"八ツ山"が"八ツ山"と"屋つやま"の2つの異なる表記があったので、記念撮影。
記念撮影といえば、こちらも。
ここが今日の1番の目的地だものね(^^)
品川宿は目黒川で南北に分かれていて、南北品川商店街が町おこしで色々な企画を行っているらしい。
お休みの商店のシャッターに浮世絵風の絵が描かれているのもそんな企画の1つなのかな?
今の家の近所では見られなくなったけど、中学校はこういう商店街の外れにあったから、こんな雰囲気が懐かしい。
履物屋さんの他に、金物屋さんや八百屋さん、魚屋さんと、趣のあるお店が何軒もある。
時間的に西日が強く差し込む八百屋さんには蕪の絵柄の日除けも粋。
商店街の中にこんなお寺も。
よく見ると、「北品川成田山」とある。
こんな処にも、あの成田山を勧請したのか?
目黒川にあるこの朱い橋は、荏原神社の鎮守橋。
なんだか神社の格式を感じさせる橋だな。
と、思ったら、新しいものだった。
参道が川に対して斜めになっている処をみると、都市計画で川の流れが変えられて、併せて橋も架け替えたのだろうな。
神社の社殿で目に付くのは、拝殿正面の屋根の左右に顔を見せる大きな龍。
龍があるという事はここは水の神様なんだろうな、と思ったらやはり。
昔の名前は「品川 貴船神社」だったらしい。
祭神は高龍神(たかおかみのかみ)、天照大神、豊受大神、素戔嗚尊と天手力男命で、水の神が2神祀ってある。
もともとは品川宿の鎮守で、海上交通の守り神で、この辺りを"荏原"と呼ぶようになってから"荏原神社"と呼び名が変わったらしい。
明治天皇が認定した東京十社の「品川 貴船神社」を、現在の「品川神社」ではなく「荏原神社」であると書いた看板があった。
近年、品川神社と明治天皇との関係を偽る神社があるとも書いてあった。
一般的に「品川神社」と呼ばれる稲荷神社と遺恨でもあるのかな?と思わせる書き方だったな。
荏原神社の境内を出て直ぐの処にあったイチョウの木。
ずいぶんと大きな木だった。
さて、こちらが品川(稲荷)神社。
ずいぶん高い場所にある。
参道の階段の脇に富士塚の頂上から見た景色がこれ。
品川神社は、源頼朝が海上交通安全と祈願成就の守護神として安房の洲崎明神から天比理乃命(あめのひりのめのみこと)を勧請したのが由来で、当時はここからなら海を見渡せただろうな。
当然こちらの神社にも龍は居る。
名前を忘れちゃったけど、弁天様が祀ってあって、鎌倉の銭洗い弁天同様、この泉の水でお金や大事なものを洗うといいらしい。
私の場合、大事なものと言えば水に濡らしていけないものばかりなので、残念ながら私が此処のご利益を受ける事はできない(^^ゞ
品川神社の前には「麺達七人衆 品達」がある。
少し早いけど夕食にラーメンを食べて帰ろうかなと思い、入ったのは「なんつッ亭」。
焦がした。
食べたのは、真っ黒なマー油が浮んだ「ラーメン」(700円)。
お店に入った時には空席が結構あって、「もう、人気が廃れたのかな?」と思ったけど、直ぐに混んできた。
このお店はロットで作るようで、しばらくして一斉にラーメンが出てきた。
きっと、私が入った時は丁度お客さんが入れ替わるタイミングだったのだな。
さて、話題のラーメン。
席に備え付け「食べ方」には「先ず香りをかいでから食べる」ようにと書かれていたけど、確かにスープとマー油の香りはイイ。
豚骨スープなのに、豚の臭さは感じずに寧ろ香りになっている。
次に、「黒いマー油を麺に絡めるように持ち上げる」とあったけど、麺を持ち上げてもマー油は上手く絡まない。
結果、普通の"とんこつラーメン"とそう変わらないラーメンになった。
ちゃーしゅー麺ではなかったけど、チャーシューは大きな1切れと端っこらしい塊の2切れ。
味も肉の柔らかさもイイ感じ。
でも。。。私の食べ方が下手なのだろうけど、この値段より高かったらこのラーメンへのリピートはないな。
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