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どちらにインセンティブを与えるか

子育て支援に関してこんな政策が導入されるらしい。。。

子育て世帯に買い物割引、新制度導入へ政府調整

政府は13日、少子化対策の一環として、子供のいる世帯が、買い物で割引などの特典を受けられるようにする制度を導入する方向で調整に入った。

 石川県など一部の自治体が先行実施しており、運営費を国が補助することなどにより、全国展開を目指す。2007年度にも実施したい考えだ。

 石川県の取り組みは、プレミアムパスポート事業と呼ばれ、子供(18歳未満)が3人以上いる世帯にパスポートを発行する。パスポートを事業に協力する協賛店で提示すれば、「10%割引」「買い物スタンプ2倍」といった、店ごとに独自に決めた割引・特典を受けられる。サービスは企業負担で、県はパスポート発行や協賛店の募集などの運営を担っている。

 1月から事業を始めたところ、これまでに対象世帯約1万7000世帯のうち6割がパスポートを申請した。協賛企業にとっても、社会へ貢献する姿勢をアピールできるメリットがあり、協賛は約1150店舗に達している。

 奈良県でも同様の取り組みを進めており、熊本県、佐賀県などでも導入を検討している。特典を受けられる基準は、「子どもが1人でもいる世帯」「就学前の子どもを持つ世帯」など、地域ごとに異なっている。

(読売新聞) - 4月13日15時19分更新


20年前と違って、子供を持っても仕事をする女性が多い昨今、こんな(経済的に)“優遇します”よ政策に効果があるのあかぁ。。。?

先週日経新聞の地方版に、千葉(千葉銀だったかなぁ。。?)の銀行が県とタイアップして、子育て中の女性がいる職場の従業員のローン金利を優遇すると言う記事が載っていた。
申し訳ないけど、子育て中の女性は色々な意味で職場では重荷。
一番は、お子さんの突然の病気。
特に保育園に行きたてとか学校に上がりたての子供は色々な病気に係りやすく、母親が仕事を休まねばならない事がしばしば。
でね、そういうワーキングマザーたちは職場に迷惑をかけている事を解っていながらも、“職場に理解がない”と思いながら仕事をしている。
お互いの立場を理解しながらも、仕事の忙しさに直面すると色々考え、他人に責任を負わせたがるのが人の常。

でもね。。。
ワーキングマザーを職場に抱えながらも、それがインセンティブになるのであれば、また違った対応があるのでは?
少なくとも、ワーキングマザーが職場で負い目を感じる事はないのだものね。

そんな事を考えると、“子供を持つ人”を優遇するだけでなく、“子供を持つ人をコミュニティや職場に持つ人”を優遇するほうが、HAPPYになれる人が多いのかも。。。と思ったり。。。


Comments:6

タイホナ 2006年4月15日 21:51

ご無沙汰してます。
そんな政策があったんですか。でもウチは2人だから恩恵はなしですね。

>申し訳ないけど、子育て中の女性は色々な意味で職場では重荷。
>一番は、お子さんの突然の病気。
>特に保育園に行きたてとか学校に上がりたての子供は色々な病気に係>りやすく、母親が仕事を休まねばならない事がしばしば。

⇒ 育児をしながら働く女性は重荷ですか。
COOさんには育児経験がないからかも知れませんが、
それはあまりに考えが未熟というか、柔軟性がないのでは。
小さい子どもが急に熱出したり病気になるのは当たり前だし、
自分は男ですが、子どもの行事が平日の場合は、調整つけて仕事休みますよ。
家族を優先するのは当然でしょう。
子持ちの人を気持ちよく働かせてやる事も少子化対策のひとつ。

COOさんみたいな考えの人も確かに多いと思いますが、
そういう考えの人がいる職場で働く家庭持ちの人はかわいそうですね。 

COO 2006年4月15日 22:17

>タイホナさん
 私を育児経験がないから未熟と非難するはかまいませんが、
 それだけでは、世間知らずではないですか?

 > 申し訳ないけど、子育て中の女性は色々な意味で職場では重荷
 これに関しては面白く思わない人が多いと思いますが、あえて書きました。
 これは個人的な意見ではないのです。

 行事などで事前に判っている休暇はダレも文句はいわないでしょう。
 休暇を取る前に、御自身が休んでも回りに支障が起きないように準備はされているでしょうから。

 おっしゃるとおり、小さな子供が突然病気ななるのは当たり前です。
 そして、保育園などではそういう子供を預かってはくれません。
 そして、多くの場合、父親ではなく母親が仕事を休むことになります。
 で、実際問題として子供の突然の病気で保育園から呼び出されて
 職場の人間関係が悪くなって会社を辞めなければならなくなった友人も居ますし、
 正社員ではいられなくなって契約社員になった友人も居ます。
 因みに2人とも私の同僚ではありません。
 全く別の会社です。
 私の以前の同僚は、子育て中は閑職に追いやられました。
 本人はキャリア志向で海外勤務を厭わないという人でしたが。。。
 小さな子供を持つ女性は働きにくいのですよ。
 そしてそういう女性を嫌がるのは、子供を持つ男性が多いですね。

 > そういう考えの人がいる職場で働く家庭持ちの人はかわいそうですね。
 家庭持ちという事ではなくて、どちらかという小さなお子さんを持っている人ですね。
 “かわいそう”というだけでは何も解決しないのです。
 だからこそ、そういう人(小さなお子さんの子育て中の人)たちが居ることがメリットになりような政策が必要だと思うのですよ。

まる 2006年4月16日 22:11

>申し訳ないけど、子育て中の女性は色々な意味で職場では重荷。
まぁ、ぶっちゃけて言うとそうだけど(笑)
でも、子育てをしながら働く女性が増えるってのは以前から分かっていた事だし、実際10年位前からは私の職場でも実感するくらいですよ。
それだけ猶予期間があって"他の社員に負担だ、迷惑だ"と感じさせるような組織体制のままだったとしたら、管理職の怠慢でしょう~(笑)
と、私は思います。

これからは、そういう世の中なんだし、そういった世の中で組織を運営していく、それが管理職の役割だし。しっかり仕事しろよ!ですね。
まぁ、専門職ばっかりの組織だと難しいのかもしれませんが、通常のスタッフ業務なら全然問題無いです。うちの職場では、当たり前すぎて全く問題起きないし、誰も文句言いませんよ。
ただ、不満が出るのは、あからさまに暇つぶし&小遣い稼ぎの為にただ居座っている人、男も女も含めてね。
もっとやる気のある人の職場を奪っているんだよ!どけ!辞めろ!と思いますね。
常にクビが掛かっている人材派遣さんの方が安い給与で数段頑張りますよ。
業務をこなすだけのワーカーならホント、人材派遣で充分。
と、話がずれたけど思います。

>20年前と違って、子供を持っても仕事をする女性が多い昨今、こんな(経済的に)“優遇します”よ政策に効果があるのあかぁ。。。?
私は一定の効果あると思ってます~。
2人以上の子供を"まともに"に育てようと覚悟を思ったらかなり経済的な負担はでかいです。
国策として、人口減を食い止めようとするなら、論理的じゃないとか差別だとか色々あるとは思いますが独身者、子供が無い夫婦から徴収して子供の多い家庭に分配するのが即効性があると思いますよ。
何よりも貧乏は、それなりの子供しか育たないし。例外はありますけど。
それに、子供が多い家庭(年少者ね)ほど、母親が働きに出られず貧乏ですからねぇ。
国民みんなで育ててあげるのが良い。

COO 2006年4月16日 23:49

>まるさん
 > 管理職の怠慢でしょう~(笑)
 まぁ、そうですけどね(苦笑)
 私たちの仕事だと、チームが多くても10人。
 少なければ2~3人なので、代わりを出来る人って少ない。
 稼働率に余裕があって、マネジメントがしっかりしているような職場ってそれほどないのかもしれませんね。


 > 国民みんなで育ててあげるのが良い。
 個人的には、子供は社会の宝だと思っているので、そういう意味では賛成です。
 ただ、実際問題として、経済的に困っている部分より、
 社会が労働力として既婚女性を期待しているのに、子育て中の女性に負担のしわ寄せが行くのもどうかなぁ。。。と。
 最近でも、働く母親が、同じく子供を持つ保育士さんに、
 「貴女が仕事をしているから子供がまともに育たない」と言われた例もあります。。。
 中には働かなければ(経済的に)子供を育てる事も出来ない母親もいるのに、
 私も周りでは、働く母親は社会的弱者に近い感さえあります。。。

 母親が安心して子供を育てられないのは経済的な理由に限りませんが、
 せめて経済的な部分だけでもフォローできればいいですね。


 

まる 2006年4月17日 02:42

そうなんですよね、うちの会社は恵まれているのかもしれません。
しっかし、いまや本当に働く主婦が存在しないと仕事になりません~、これかもそうでしょう。
ですから、そう言う人達が働き場所として選択してくれる職場にしていかなきゃいけないんでしょう~よ。
子供が小さいうちは子供のそばにいて、ある程度大きくなったら仕事に復帰したいと考えている人もいると思いますが、今ある大抵の会社の制度はそれを許してないですよね?
うちの会社は、産休+育児休暇で2年+αだと思った。
となると、一番手のかかる時期に職場復帰することになる。
せめて小学校に入るくらいの期間、給与の保障は難しいまでも会社への籍は消えない様な制度があっても良いのにね、一旦長期間、職を失うって正社員という高条件で仕事に復帰するのは難しいもんねー。
それから、子供を育てたいような世の中を作る事も国の役目だな。
夢を持てない世の中、治安の悪い世の中じゃ子供を育てようなんて思えないですよ。
頑張って欲しいですね。
そろそろ国策の第一課題として人口減の問題を検討しなきゃならんでしょう。遅すぎるくらいですよね。
もう金を使ってでも真剣に子供が増えるような対策を取るのか?移民をある程度受け入れるのか?
私は安易な移民は反対です。
やはり国を愛する気持ちは、一朝一夕には生まれてこない。バックボーンがないとね。
教育がしっかりしないと。
それにしても公立塾構想、笑ったです。

COO 2006年4月18日 00:40

>まるさん
 育児休暇は男性も取れるのだから、女性の2年と男性の2年をあわせれば4年は取れますよ(笑)
 働く女性への施策をもっと“本気”のものにするためには、男性(父親)の育児休暇を強制にするぐらいの
 思い切った策が必要かもしれません。
 職場の大半を占め、役員の殆どを占める男性が“育児”や“育児休暇”に今よりも関わることで
 もう少し実効的な施策が出るような気がします。
 今は、そういった人は“育児”と“仕事”の両立について“悩む”事は少ないですからね。。

 子供に手がかかる時期は短いですが、子供を安全に育てられない現代では、
 “幼児”の時期より“児童”である時期の方が親の心配が大きいようです。
 以前の職場の同僚女性は子供が小学生になった事で預けられる処がなくなって仕事を辞めざるをえなくなりました。
 私たちが子供の頃は“かぎっ子”と言って、帰宅する頃に親が不在の子供は自分で鍵を開け、
 親が帰ってくるまで子供が留守番をしていましたが、今はそれすらも“危険”な世の中。
 現代社会の社会不安は、日教組の自分が所属するコミュニティーを愛する事は悪だという教育が根本にあるのだと思います。
 本当に教育は一朝一夕には出来ない。。。60年もかけた成果が“今”なのでしょうね。。。

 > それにしても公立塾構想、笑ったです
 私も。。。
 ネットニュースで見て、思わずクリッピングしました。
 昨夜、エントリーに書こうと思ったのですが、途中で寝ちゃいました(^_^;)

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