- 2006年4月 8日
- 03.旅行記
今出川で地下鉄を降りて、御所の北側の今出川御門からから御所（御苑）へ。
直ぐに立派な枝垂桜が現れた。
枝垂桜だけでも数種類、他にも“桜にもこんな色の花があるのね”というような木もちらほら。
御苑の北詰にある児童公園のベンチに座って、早速お弁当を広げる。
今日はかなり風が強かったのだけど、この時間のここは風もなく暖かでこんなにキレイに桜が咲いているのだもの、1000円もしないお弁当を贅沢に味わえるわ(笑)
一つ寂しいのは、ビールを飲めなかった事。
だってこの人出を見たら、後でトイレに困るのは目に見えているものね(笑)
私の横には年配の女性が2人。
「こんなに天気がいいんじゃ、日焼け止めがいるねぇ」などと話している。
のどかだ(^^)
当たり前だけど、御所は混んでいた。
先ず、入り口の宜秋門（ぎしゅうもん）前の手荷物検査で大行列。
イヤ大行列だと思ったけど、これは未だほんの序の口（？）だった。
宜秋門から承明門（じょめいもん）まではそれほどの混みでは無かったが、承明門から紫宸殿（ししんでん）を見ると“長蛇”という表現がぴったりの列。
日華門（にっかもん）から反対側の出口までずっと列が続いている。
入り口近くでどこかの団体の添乗員さんが「集合時間は1時間後」と言っていたけど、これで1時間後に出られるのだろうか？と余計な心配をしてみたり。
日華門を入ると目の前に左近の桜。丁度満開(^^)
紫宸殿には高御座（たかみくら）と御帳台（みちょうだい）がある。
紫宸殿は大正天皇や昭和天皇の即位の礼の時に使われたらしいけど、今上天皇は即位の礼を東京の御所で行ったので、この高御座と御帳台を東京に持っていって使かったらしい。
そういえば、即位の礼で天皇、皇后両陛下はこんな箱（？）に入っていたっけ。。。
でもねぇ。。。おチビな私には、高いところにあるこの高御座と御帳台が良く見えないのよね。。。(^^ゞ
何とか人の頭越しに写真だけ撮って、後で見よう(笑)
小さなな潜り戸を抜けると清涼殿（せいりょうでん）。
表（オフィシャル）の紫宸殿に対して、こちらは天皇のプライベートスペース（？）。
全くのプライベートという訳ではないみたいだけど、平安時代はここが生活の場だったらしく、間仕切りのための襖がある。
そういえば、源氏物語なんかでは天皇は清涼殿で寝起きしていたみただものね。。。
そしてこちらは右近の桜、左近の橘ではなく、向かって右に呉竹、左に漢竹。
竹って、西洋人は“日本”を思い浮かべるらしいけど、私にはなんとなく中国のイメージ。
この2つの竹を見て、昔の宮殿は中国を意識したものなんだなぁ。。。と改めて実感。
って、ここの造りや紫宸殿という名前だけでも中国を真似たというのは明確だけどね。
北京の故宮そっくりなんだものね(笑)
さっきとは別の潜り戸を抜けて小御所（こごしょ）へ。
紫宸殿が高床式の宮殿造りで、清涼殿は寝殿造りだった。
そしてここ小御所は寝殿造りと書院造が混ざった感じ。
でも隣の御学問所が明確な書院造だから、造りは明らかに違う。
でも、この御殿は昭和33年に復元されたものらしいけどね。
小御所と御学問所の間に小さなスペースがあって、そこが蹴鞠の庭。
蹴鞠ってこんな狭い所でするの？と言うのが正直な感想。
他の人も同じような事を言っていた。
次は御常御殿（おつねごてん）。
ここは室町時代以降の天皇のプライベートスペース。
どうでもいいけど、御学問所とこの御常御殿に展示してある人形が。。。
当時の雰囲気を出そうとしているのだろうけど、なんとなくねぇ。。。(^^ゞ
余計なものは無いほうが、襖もちゃんと見られるしいいんだけどなぁ。。。(笑)
公開されているのはここまで。
何となく物足りない。。。って無料なのだから我慢しろ？(笑)
一般公開じゃなくて、事前申請で見学したら他の御殿も見られるのかしらね？
と思ったら、事前申請の見学も同じコースらしい。
清所門を出ると見学終了。
時計を見ると入ってから丁度1時間。
さっきの添乗員、いい見積もりしているなぁ。。。
でも、1時間じゃ“見る”だけだわ(笑)
本当はこれからの時間も必要。
という訳で、トイレに並ぶ(笑)
トイレは何箇所かあるものの、どこも大行列。
そりゃそうよね。
これだけ人がいるのだもの。
でも、ここに限らず、京都中何処へ行ってもトイレは行列しそうだから、早目に済ますに限る(笑)
10分近く並んだかな。。。
用を済ませたあとは水分補給(笑)
中立売御門前の駐車場に色々なお店が露店をだしている。
その中で「福寿園」が「伊衛門」を販売していたので買っちゃった。
って、「福寿園」が売っているからといって、コンビニで売っているものと味が違うわけじゃないのにね(笑)
それにしても風が強くて、埃っぽい(^^ゞ
砂埃が舞っているのが見えるのよね。。。
