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京の花見（その３）

2006年4月 8日
03.旅行記

御所見学の次はインクラインへ。
中立売御門を出たところで交通整理をしているお巡りさんに、今出川と丸太町のどちらの駅が近いかと聞いてみた。
お巡りさんったら、「今出川まで500m、丸太町まで800mだから今出川の方が近いです」だって。
さらに駅への行き方を説明してくれた。
なんだか生真面目で丁寧な対応にちょっとビックリ(笑)

インクラインへ行く地下鉄の中で、娘さんとお孫さんを連れたおばあちゃんと目があった。
そのおばあちゃんは、「京都は年1回ぐらいしか来ないので慣れなくて。。。」と話し始めた。
特に何かを尋ねられた訳でもない。
そして、「東京にいらした時には案内して差し上げるので、東京にもお越しください」と言われてしまった(^^ゞ
慌てて、「私も千葉から来ているんですよ」と言ったら、娘さんにまで「京都の人かと思った」といわれた。
お巡りさんには必要以上に丁寧に道を教えられる“おのぼりさん”なのに、彼らは私の何を見て京都の人だと思ったのだろう？？？(笑)

インクラインの桜もキレイだった。
こちらは枝垂桜ではなくソメイヨシノが多い。
そして、枝が手が届きそうな所にある。
お父さんが娘さんを撮っているのを見ていたら、桜の花をフレームにして中心に娘さんが居るように撮っていた。
私は“人”の写真は撮らないけど、出来上がりもきっとステキな写真なんだろうねと想像できる(^^)

インクライン　インクラインの桜

乗れるなら「岡崎桜回廊十石舟めぐり」に乗ろうと思って、インクラインを疎水記念館に向かって歩いた。
でもみんな考える事は同じね(^^ゞ
14時ごろに行ったのに、16時半までの本日分の乗車券はすべて売り切れだった。
残念。

疎水の桜

仕方がないので疎水沿いを歩いて花見。
途中で引き返して哲学の道に行くつもりだったのだけど、気がついたら平安神宮まで来てしまった。
ならせっかくだから平安神宮の神苑でお花見しようかな。
この頃から空が曇ってきた。
って、日が照っていて“曇り”とはいえないのだけど、花霞というのか遠くが霞んで見えない。
時間の経過と共に比叡山も見えなくなってきた。

平安神宮の神苑の枝垂桜もキレイだった。
ここの枝垂桜は紅八重枝垂桜という種類らしい。
濃いピンクの花の色がキレイ。
順路案内に従って歩くと、東苑から弦楽器の音色が聞こえる。
平安神宮ではこの時期、「紅しだれコンサート」と銘打ったコンサートが開催されている。
今日はビオラとギターのコンサートというから、そののリハーサルらしい。
本番ではないけど、無料でコンサートが聴けてラッキーだわ♪

紅八重枝垂桜　東苑貴賓館　

未だそんなに遅い時間でもないのに暗い。
写真を撮っていても良くわかる。
空を見上げると太陽がまるで薄いベールの向こうにあるようだ。

黄砂に霞む太陽

後で聞いたら、今日は黄砂だったらしい。
御所での埃も、比叡山が見えないほどの霞も、すべて黄砂のせいだったのね。
黄砂って日本海側だけのものだと思ったら、こんなところにまで飛んでくるのね。。。

何となく薄暗いので、夜桜スポットに行ってみることにした。
先ずは円山公園。
JR東海の京都キャンペーンのポスターにここの枝垂桜が使われている。

円山公園の枝垂桜1 　円山公園の枝垂桜2

写真は同じ木だけど、見る角度によってずいぶん印象が違うのね。。

で、流石にお花見スポット。
お花見の宴会の人がいっぱい。
敷かれたブルーシートの色が映って桜も青ざめて見える(笑)

人ごみが苦手な私は早々に公園を出た。
それでも祇園白川の桜も見たくて行ってみる(^^ゞ
花見小路から巽橋に出るところで舞妓さんと遭遇。
何度も京都に来ていても本物の舞妓さんを見たのは初めてだわ。
偽者の舞妓さんは何度も見るけどね(笑)
狭い通りですれ違っただけで写真に撮ることはできなくて、残念(笑)

雰囲気のある風致地区の桜というのも風情があっていいね(^^)

巽橋から見た桜　祇園白川の桜