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懐かしき伝統とモダン

此処3年ほど恒例になっている春の旅行。
毎年、この連休に友人と出かけている。
今年は、能登・金沢へ。

いつもの様に、直前になって行き先が決まる私たち。
充分に事前調査していればもう少し安いパックもあったのかもしれないけど、連休と言う事もあって飛行機とホテルのパックはどれも高い。
能登空港には行ってみたかったし、時間がかかるからと思ったのだけど、仕方がないのでJRのフリー切符で行くことにした。
それにしても便利になったね。
新幹線と在来線を使って午前中に着く。
昔、石川県に住んでいた頃の父の出張の時は、上野から夜行電車だったものね。
上越新幹線が出来てからも、在来線の乗り継ぎが悪くて越後湯沢で暫く待たなければならなかった時期もあった。
今日の乗り換え時間は10分無かったものね。
とっても効率的だわ(^^)

日本海越後湯沢は吹雪いていた。
駅から見える景色は雪一色で、2月にスキーに来た頃と変わらないくらい積もっている。
乗り換え時間が短くてよかったよ。

直江津を出て始めに見た日本海は、冬の“日本海”らしい色をしていた。
その後はだんだんと天気が良くなってきて、親不知を通る頃には青い空と青い海。
もうすっかり春の海だ。
そういえば、新潟では雪が残っていたのに、富山に入ってからは雪が見えない。
遠くに見える立山連邦も青い部分が見える。
すっかり春のね。

金沢城 石川門金沢に着いたのは11時。
とりあえず兼六園に向かう。
朝早くから行動しているせいか、お腹が空いた。
と言う事で、兼六園近くの「御料理 たなか」でお昼。
外観は観光地にある「日本料理」風の店構えだったけど、中はモダンな感じ。
モダンと言うと、なんとなく年寄り臭いけど。。。(^^;
白木と黒い木のテーブル席で、窓の出格子から入る光が優しい。
事前に調べて入った訳ではなく、そこに在った“感じのいい店”という選択だったのだけど、後で調べたらユーミンやその他芸能人も訪れる店らしい。
本当は有名な店だったのかしら。。。(^^;

お料理は「ミニミニ加賀会席」と言うランチメニュー。
お料理には治部煮が付いているのだけど、既定のものはお肉が鶏肉らしいがやはり治部煮は鴨よね~って事で、追加料金を払って鴨肉。
食前酒(?)は地酒の天狗舞を頼んだ。
さすが金箔の街 金沢、お酒のグラスには金箔が浮かべてあった。

お酒ミニミニ加賀会席


食後の腹ごなし(? (^^; )は兼六園。
此処は、友人のリクエストの場だったのだけど、やっぱり金沢と言えばね(笑)
でもここって日本三名園の一つなんだけど、20数年前まではそんなに入場者は今ほどは居なかった。
入場無料だった頃には、“市民公園”の扱いだったのよね。
それが、金沢市としては“入場者を減らす”目的だったのだけど、入場料を取るようになってから入場者が増えた。
まぁ公園内の整備の予算が増えたのは良かったのかもしれないけど、目的は達せなかったというか、観光客ってゲンキンというか。。。(笑)

兼六園 雪吊り琴柱灯篭

兼六園はそれなりにお奨めなのだけど、私は此処では「成巽閣(せいそんかく)」がお奨め。
幕末の藩主の奥方が実際に住まわれた家で、華美ではないけど丁寧に趣向を凝らしたつくりの建物がイイ感じ。
丁度、雛人形雛道具展をやっていて、歴代の奥方のお雛様とそのお道具が展示してあった。
流石に細工がすばらしい。。。

兼六園を後にして、次は金沢城址
此処は、石川門は江戸時代のもの。
城址は、以前は金沢大学だったのだけど今は公園になっている。
中学生の頃は、県の大会でよくこの近くの体育館に来ていた。
また、大学の校舎で模擬試験を受け、憧れだったのにな。。。
今はすっかり様変わりして、だだっ広い広場。
なんだか寂しい。

城址公園を抜けて尾山神社
ここは藩祖前田利家を祀ってあって、神門が有名。
お庭も小堀遠州なんだけどね。。。
3層構造の神門の一番上の層には、ギヤマンがはめ込まれている。
(右の写真で、ギヤマンがわかるかしら。。。?)
ちょっとお洒落な感じ。
こんな洋風の門を持つ神社は、日本中を探しても多分この尾山神社だけなんじゃないかなぁ。
でも、織田信長同様、歌舞伎者だった利家にはこういうモダンな神門が似合いよね(^^)

尾山神社 神門尾山神社 神門

次は尾崎神社を目指す。
此処は徳川家康を祭った神社。
建立当初は徳川家の葵の紋が随所にちりばめられた十数棟にも及ぶ社殿があって、「金沢城の江戸」とか「北陸の日光」と呼ばれたらしい。
今はその面影は本殿の扉の葵の御紋にわずかに感じられる程度。
重要文化財に指定されている本殿、拝殿は、雪囲いに覆われていて、扉しか見られなくて残念。。。

尾崎神社

次は旧園邸。
尾崎神社の近くにあって、ガイドブックにも載っている訳ではない目立たないこじんまりとした建物。
大正7年建築の近代和風住宅で、外観は長屋門を思わせる門と塀。
門を入ると、その喧騒が嘘の様に静かな空間。
以前は住宅として使われていたものの、今は市に寄贈されてお茶会に使われるとか。
土日には公開していて、見学は無料。
入り口に見学できるような事は書いてあったのだけど、佇まいは民家。
恐る恐る戸を開け声をかけると、なからか案内の女性が出てきた。
いくつかある茶室を見せてもらったのだけど、いかにも現代の茶人が好みそうな繊細なつくり。
窓ガラスなども、今では修理が利かないとかで、茶室利用は比較的新しいお部屋に限られるそうだ。
外から見ると小さな建物だったけど、中に入ってみると意外に大きい。
お茶室も3つもある。
見学者は少ないらしいけど、ここは穴場スポットかもしれない。

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xem phim online 2017年9月24日 06:30

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