- 2006年7月 4日
- 01.時事寸評
広島小1女児殺害、ヤギ被告に無期懲役判決…広島地裁広島市安芸区で昨年11月、市立矢野西小1年木下あいりちゃん(当時7歳)が殺害された広島小1女児殺害事件で、殺人、強制わいせつ致死などの罪に問われ、死刑を求刑されたペルー国籍のホセマヌエル・トレス・ヤギ被告(34)の判決公判が4日午後、広島地裁で開かれ、岩倉広修裁判長は、無期懲役を言い渡した。
公判は夕方まで続き、量刑理由が述べられる。広島地検は控訴を検討する。
検察側は量刑について、奈良や秋田、栃木各県の子どもが犠牲になった事件に触れ、最高裁が示した被害者数や動機などの死刑基準に言及。ヤギ被告の重大な罪責や極刑を求めた遺族感情、同種の性的犯罪の予防の見地などから「死刑選択の十分な理由がある」と強調していた。
(読売新聞) - 7月4日14時28分更新
日テレのニュース24で聞く限り、被害者が1人である事と“更生の余地がある”(=再犯の可能性が少ない)事が理由での無期懲役だとか。
地球より重い人の命って、掛け算が出来るものなのかしら?
ゼロに何を掛け算してもゼロであるように、無限大に何を掛け算しても無限大だと思うのだけど?
被害者の人数と量刑が比例(?)する事にも疑問なんだけど、此処で言う“被害者”や“犯罪の認定”って日本国内に限っての事?
ヤギ被告は、殺人こそ今回が初めてかもしれない。
でも、性犯罪が初めてではないことは既にマスコミが報道している。
既に何度も性犯罪を繰り返している被告に、“更生の余地がある”とはどういう基準で判断したのかしら?
地裁の裁判官を信認することは出来ないけれど、もし出来るとしたらこの岩倉広修という裁判官の信認はしたくないな。
そもそも、他の犯罪に比べ、性犯罪は再犯率が高い。
今の法律で、この容疑者が刑期を終えて社会に出てきた場合にも彼の居場所は私たち一般人に知らされるようになっているらしい。
(具体的にどんな手続きをすれば知ることが出来るのか、よく知らない。。。(^^ゞ )
でも、それ以前に、こういう“危ない輩”を社会に放つ事に慎重になってもらいたい。
そろそろ“前例に倣った”判決は止めて、社会の実情、智恵を反映した判決があってもいいと思うのだけどなぁ。。。
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Comments:2
- まる 2006年7月 5日 08:31
私は死刑賛成の立場です。
その上で言わせてもらうと、まずは、無期懲役から死刑までのギャップ解消するべきです
よ。終身刑を早急に刑法で定めてほしいですね。
死刑から一気に社会復帰が可能な刑に減ぜられるってのは納得できない。死刑とそれ以外の線引きの客観性を保つ基準が無いから裁判官も必要以上に慎重にならざろう得ないわけですから、はやく決めちまってほしい。
性犯罪=更正の可能性低い
殺人=被害者の原状回復が不可能
充分、死刑でしょう。
この社会の構成員として居て欲しくない人種です。
はっきりそう定義して周知、それでもその犯罪を犯した場合は確実に死刑。
はっきりしていれば裁判のスピードもあがりますしね。>被害者が1人である事と“更生の余地がある”(=再犯の可能性が少ない)事
ホントに!!!裁判官は習ったような模範的な回答をするけれど、下級審ぐらい本来の判決を出して議論を呼び起こして欲しいよ。
この"あいり"ちゃん。
更正もなにも、被害者なのに何の余地も無いんですからね!!
殺人とそのほかの犯罪は、質が違いますよ!!(怒)- COO 2006年7月 5日 23:41
>まるさん
子供の頃、無期懲役は終身刑だと思っていました。
何故、日本に終身刑がないのでしょうね。過失ならまだしも、意図して他人の命を奪う人はそれなりの刑を受けないと
被害者は納得できませんよね。> 下級審ぐらい本来の判決を出して議論を呼び起こして欲しいよ。
下級審が死刑判決に慎重になるのは、何となく判るような気がします。
それにしても、検察が死刑を求刑するような殺人事件って下級審から審議をする必要があるのですかね。。。?
裁判の長期化の元じゃないですかねぇ。> 死刑とそれ以外の線引きの客観性を保つ基準が無いから裁判官も必要以上に慎重にならざろう得ないわけですから、はやく決めちまってほしい。
死刑求刑・判決の客観的な基準ができたら、その裁判は高裁からの審議でもいいような。。。
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