- 2006年7月16日
- 03.旅行記
今日の最初の目的地は二見が浦。
夫婦岩で有名な所。
二見興玉神社の駐車場に車を停めると、係りのおじさんに「レンタカーだけど、何処から来たの？」と声をかけられた。
何処から来たのかと尋ねられるのは、今日は2回目だわ。
千葉から来たと応えると、「ここから千葉までは丁度600キロなんだよ」と言ってきた。
「今日はこの後何処に行くの？」と聞かれたので「鳥羽へ」と。
って、鳥羽へは明日行くつもりなんだけどね(^^ゞ
しばらく世間話をして、「じゃ、縁結びの神様にお参りに言ってらっしゃい」と言われた。
う～ん。。。
やっぱり独りで旅行しているのだから、縁結びが必要だと思われたのかしら？(笑)
夫婦岩は、沖合いにある興玉神石を参拝するための鳥居らしい。
興玉神石は猿田彦神の化身で、二見興玉神社は猿田彦命を祭っている。
でもさぁ。。。夫婦岩の手前（陸）にある遥拝所では、「太陽を拝む」ってあったんだけどなぁ。。。
実際、夫婦岩の間から上る太陽の写真が有名よね。
って、こんな時間じゃ太陽なんてとっくに頭の上近く(^^ゞ
境内を歩いていると、蛙の置物が多い。
どうもここの神様のお使いは蛙で、二見蛙が“ブジカエル”（=無事帰る）と読める事から縁起物となっているらしい。
他に境内の案内を読むと、古来、伊勢神宮に参拝する者はその前に二見浦で禊を行うのが慣わしだったらしい。
で、今ではそれに代わるものとして、二見興玉神社で無垢塩祓いを受けるとの事。
本当は先にこちらに来なければいけなかったのね。。。(^^ゞ
二見が浦は日本で初めて海水浴が行われた場所だという。
当時の海水浴はレジャーではなく、西欧のSPAの様に療養目的だったとか。
海水のミネラルが身体に効いたのかしらね？
それにしても、倭姫が余りの景色の良さに振返って見たから“二見”という名が付いたと言われるように、こんな風光明媚な場所で療養したら病気なんてすぐ治ってしまいそう。
私もこの土地のパワーを貰ったのか、何だか元気が出てくるような気がする。
って、足は相変わらず痛いけど。。。(^^ゞ
そんな二見が浦には、皇族や華族がよく来ていたらしい。
皇族は伊勢神宮に来られる事も多いのだろうから当然か。
でも、皇族でもここで“お祓い”をしてから参拝するのかしらね？
で、そんな伊勢神宮を参拝する賓客の宿泊用に作られた賓日館（ひんじつかん）と言う建物がある。
ここも「まわりゃんせ」で入れる施設らしいので、ちょっと寄り道。
入り口でパスポートを見せると、受付のお姉さんに「この後は何処にいくのですか？」と聞かれた。
今日はよく話しかけられる日だわ(笑)
「英虞湾の方に」（さっきのおじさんに言ったのとは違う。。。(^^ゞ ）と応えると、「いいですね～」と言われた。
で、「写真は、蔵以外は何処を撮ってもいいですよ～」と言われた。
良心的ね(^^)
流石に皇族の宿泊施設だわ。
部屋の設えがとても丁寧。
部屋ごとにデザインだけでなく、建材も変えられている。
例えば、「桜の間」は床の間の柱に桜の木が使われていて欄間にも桜が描かれている。
御殿の間は、二重格天井や螺鈿の輪島塗の床の間、豪華で雅。
大広間は京都の格式の高いお寺にあるような折上格天井で、欄間には屋久杉が使われているとか。
他にもヒノキや吉野杉など高級建材が豊富に使われている。
大小色々な部屋があったのは、随行の部屋だったのかな。
海からの涼しい風を感じながら畳の間で足を伸ばして、手入れされた和風庭園を見ていたら、何だかゆったりした気分になれる。
なんだか、足の痛みも和らいだよう。。。(^^)
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