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ミサイル。。。その後の反応、あれこれ

■社説 北朝鮮ミサイル発射*危険な挑発は許されない(7月6日)

(前略)

*軍事力ではなく外交で

 心配なのは、対話の回路が閉ざされたまま、ミサイル発射によって両国間の緊張が一挙に高まることだ。
 国内で北朝鮮脅威論が強まれば、打開はさらに難しくなる。
 日本は米国と共同でミサイル防衛の開発に着手しているが、今、必要なのは軍事的一体化を進めて北朝鮮に対抗することではなく、外交努力によって解決を目指すことだろう。
 このようなときこそ、冷静で自制的な対応が求められる。

*「対話の道」閉ざさずに

 北朝鮮のミサイル発射問題は、国連安全保障理事会で協議され、さらに十五日から開かれる主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)の主要議題となる。
 金正日体制を援助している中国は、経済制裁には消極的と伝えられる。
 中国は特使を北朝鮮に派遣し、六カ国協議の場に戻るよう説得する可能性があるが、話し合いによる解決を図るため、主導権を発揮してもらいたい。
 ただ、懸念されるのは、国連安全保障理事会やサミットで核開発とミサイル問題が取り上げられれば、日朝間の最大のトゲである拉致問題がかすむ恐れがあることだ。
 これまでの六カ国協議でも、北朝鮮が危機を演出し、実利を得るという同じことが繰り返されてきたことを忘れてはならない。
 政府は国家的犯罪である拉致問題とミサイル問題を切り離し、毅然(きぜん)とした態度を貫いてほしい。
 米独立記念日やスペースシャトルの打ち上げにタイミングを合わせたような北朝鮮の挑発行為は、軍事、外交両面で危険である。
 政府が北朝鮮に対し、経済制裁などの「圧力」を強めるのは当然としても、制裁の効果を見極めつつ、「対話」の道筋を閉ざしてはならない。

北海道新聞って中国や北朝鮮寄りの新聞だとは聞いていたけど、この期に及んでもまだこんな社説を掲載するのね。
まぁ、ミサイル発射事件に関しても、日本の漁船より、日本のEEZ(排他的経済水域)に進入してきた韓国の調査船の受ける被害の方が心配だという新聞だから、所詮日本人的な感覚での社説は書けないと言うことなのかな。

それにしても。。。
> 政府は国家的犯罪である拉致問題とミサイル問題を切り離し、毅然(きぜん)とした態度を貫いてほしい。
日本にとっては、拉致問題もミサイル問題の国の安全保障上の大問題。
これを切り離して毅然とした態度で、何なんだろうね。
国家犯罪と軍事問題への制裁は別って言いたいのかしら?
日本国民の生命、財産を脅かす2つの問題をどう切り離して、どう交渉すれば満足するというのか。

今回のミサイル問題は、北朝鮮がどういう意図であろうと、相手国に対して「対話はもう要らない」と言ったに等しいと思うのだけど?
いつまでも甘やかすから付け上がるのよ。
そろそろ、「いつまでも甘えは許されない」と“毅然”とした態度で、北朝鮮に接したほうがいいと思うよ。


さて、各党党首の談話が出始めたらしい。

まず、中国訪問中の一郎君は、

> 小沢氏は「朝鮮半島の平和、極東全体に対する挑戦的な行為で、日本として許容できない」との考えを表明。
> その上で、「(北朝鮮に対し)最も影響力のある中国から、挑発的、挑戦的行為をやめ、6カ国協議における話し合いで解決できるよう、強く指導してもらいたい」と要請した。

と中国には言ったらしいが、国内向けには、

> 「段階的に北朝鮮の出方を見ながら、可能なことはやっていったらいいと思う」と政府の方針に理解を示した。
> 一方で、「相手はああいう言い掛かり的な独裁国家だし、生存をかけた作戦手段をとっているとしか思えない。
> 日本政府もママゴト遊びのようなことではいけない」と警戒を促した。
(書いているうちに、ニュースソースが判らなくなっちゃった。。。(^^ゞ )

何となく、中途半端な物言いね。
まぁ、先日は日本とアメリカ、中国の関係を“二等辺三角形”と言って“日中、日米の距離は同じ”といったらしいから、中国向けには「中国は北朝鮮に対して影響力がある」とリップサービスしたのかな?(苦笑)
元々中国嫌いの小沢君の事だから、六カ国協議に出るのがイヤで駄々を捏ねている相手を六カ国協議の場につれて来いと言ったのは、“できるものならやってみろ”的な炊きつけかしら?(笑)

でもね、経済制裁は宣戦布告に等しいから、発動にはそれなりに慎重ではあるべき。
さすがにその辺を解ってのコメントなんだと理解したい。


志位委員長「経済制裁あり得る」/福島党首「言語道断」 北朝鮮を批判

 共産党の志位和夫委員長は5日午前、国会内で記者会見し、北朝鮮のミサイル発射について「平壌宣言をはじめとするミサイル発射凍結の国際的合意に違反する。北東アジアの平和と安定を脅かすもので許し難い。強く抗議する」と批判。その上で、「国際ルールを北朝鮮に守らせるための経済制裁を含む適切な措置をとることはあり得る」と述べた。
 また、「国連安保理で協議するのは当然だ。6カ国協議で外交的解決をするという方向にもっていくことを、安保理で確認するのは必要だ」と強調した。
     ◇
 社民党の福島瑞穂党首は5日午前、国会内で記者会見し、北朝鮮のミサイル発射について「いかなる武力行使も、いかなるミサイル発射も、どんなことがあっても許すことができない。言語道断だ。両国の国民にとって何の益にもならない」と述べ、厳しく批判した。
 福島氏は「北朝鮮は直ちに無条件で6カ国協議に復帰すべきだ」と強調し、この問題を国連安全保障理事会で取り扱うことに賛意を示した。日本単独の経済制裁発動については「推移を見守る」とだけ述べた。
(07/05 13:12更新)


共産党の志位君は、北朝鮮に抗議の意思を示すと同時に「経済制裁を含む適切な措置を取ることはありうる」とかなり踏み込んだ発言ね。
今までの共産党の委員長の中では比較的現実的な意見で、少しだけ好感。
っていうか、日本の政治家なら、最低限この程度の事は言ってくれないとね。

一方、瑞穂チャンは、武力行使やミサイル発射は“許すことは出来ない”らしいが、経済制裁発動には“推移を見守る”だけ。
外国が経済制裁するならやってもいいよというスタンスなのかな?
この人、本当にどこの国の政治家なんだか。。。と思う。
でもまぁ、「犯罪は被害者がいるから起きる」といってのける瑞穂ちゃんだもの、「ミサイルを撃たれた国(日本)が悪い」と言ってもおかしくない頭の持ち主だら、「日本という国があるから攻められる」とでも言うのかと思った(笑)

瑞穂チャンは憲法9条があれば日本が戦争に巻き込まれる事はないと信じているようだから、その辺りはどう軌道修正するつもりなのかしら?
この期に及んでもまだ、「憲法9条を守っていれば国が守れる」というのかしら?

それにしても、経済制裁へは“態度保留”だなんて、未だ北朝鮮に未練がありそうね。


そういえば、連合が北朝鮮にたいして「断固抗議」の姿勢を示したんだったね。
だから、小沢君も、瑞穂チャンもこういう声明になったのか。。。
それにしても、民主党も社民党も、党内のイデオロギーの一貫性をもう一度確認してね。
そしてこれからは、北朝鮮を“お友達”だなんて思わずに、明確に日本にとっての“脅威”だと認識してね。

Comments:1

BlogPetのQooQoo 2006年7月 9日 18:43

ニュースソースなどを制裁しなかった?


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