- 2006年7月22日
- 01.時事寸評
康夫君が総裁戦への不出馬を表明した。
5年前、純ちゃんの総裁選の時、私の中では、次期総裁は麻生太郎クンかなぁ。。。と思っていた。
当時“変人”と呼ばれた純ちゃんのキャラクターに期待しないこともなかったけど、景気が低迷していた中での役所の運営には太郎クンのビジネス感覚が必要だと思ったから。
純ちゃんが首相になって、康夫君が官房長官、晋三クンが官房副長官になった頃、康夫君の調整力が光った。
政界に出たのが遅かったせいもあって、他の“首相候補”に比べて“社会人”経験の長い康夫君の調整力が際立って見えた。
実は、以前から康夫君ファンだった私は、この調整力を以って“次は康夫君?”と思ったものだ。
その後、拉致被害者の奪還の為に純ちゃんが直談判しに北朝鮮に行った時の対応を聞いて、“晋三クン、なかなかやるじゃん”とは思ったものの、晋三クンがそのまま首相になることには何となく懐疑的だった。
でもね、康夫君が官房長官を辞めた辺りから形成は逆転したのよね。。。
あの辞任では、康夫君は表向きは年金未加入を口実にしていたが、他に「年齢」による過負荷を口実の一つにしていたと思う。
年齢が口実なら、それ以上の激務に返り咲く事はできない。
ある意味、自ら総理・総裁への道を絶ったのでしょうと思う。
今更、官房長官より責任が重い首相はムリよ。
そういう意味では、今日ではなくあの時点で首相(総理・総裁)は諦めたという事でしょう。
それなのに、善朗クン以下、周りが期待しすぎ。
っていうか、善朗クンは、「次の選挙では自民党が大敗するだろうから安倍クンに傷を付けるわけにはいかない」と言って、康夫クンは捨て駒かのような発言をしていたので論外なんだけどね。
派閥員をまるで“駒”のような扱いをして、それを国民に見せる時点で善朗クンには派閥の領袖の資格はないと思うよ。
っていうか、それって、失礼極まりない態度だと思うよ。
(2世議員でないことで、純ちゃんを始め、康夫クンや晋三クンにかなりのコンプレックスを持っていて、いつか見返して。。。と思っているのが見えてしまうのが善朗クンの政治家としての浅はかさ)
北朝鮮のミサイル発射が北朝鮮に強行的な晋三クンを後押しした感もあるし、日経新聞の「昭和天皇のメモ」が(多分、康夫クン援護のつもりなのだろうけど)結果的に「靖国問題を政治問題、政治的な論点にしてはいけない」というような空気を作って、今のところ全てが晋三クンに追い風になっちゃったね。。。
でもね。。。
晋三クンが総理・総裁になっちゃったら、中二階の人たちや、それより上の人たちに返り咲きのチャンスがなくなるかも。。。
でも、民主党の例もあるから、若すぎる晋三クンに協力し憎い人も多く居て、晋三クンが苦労するかも。
いずれにしても、康夫クンはそこでこそ存在感を発揮すべきだね。
晋三クンの下で、ちょっと年上の人たちと晋三クンの橋渡し、それが今後の康夫クンの仕事だね。。。
って、すっかり、晋三クンが総理・総裁になる前提なんだけど。。。(苦笑)
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