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間違っても、「守るつもりはありません」だなんて宣言しちゃダメ

夕方まで家でゴロゴロしていて、外の天気にまったく気が付かなかった。
夕方になって、隣町であるはずの盆踊りの音が聞こえないのに気が付いて、初めて雨が降っていることに気が付いた。。。(^_^;
って、千葉はこの程度の雨だからいいけど、各地で災害になっている。
雨の降る量がコントロールできたらいいのにね。。。


21日、大田区議会が無防備平和条例を否決したらしい。
当然だね。

無防備平和条例といえば、無防備地域を宣言し戦争放棄をすると言う条例。
ジュネーブ条約をその根拠としているらしいけど、ジュネーブ条約は自衛権の放棄なんて謳ってはおらず、厳密には自衛権までは放棄していない。
そういった条約を論拠におきながら、日本で言われる(外国も同様なのかはよく知らない)「無防備平和条例」は自衛権の放棄まで謳っている。
なんかウソ臭い活動な感じがするのは、そのせいよね。

実際問題として、無防備を宣言することにどの程度効果があると信じているのだろう?
鍵をかけずにおいて「拙宅は無防備を推進していますので施錠しておりません。どなた様もご自由にお入りください」と看板を掲げる家が今の日本に何軒あるのだろう?
無施錠だと言えば、強盗や強姦などの被害に遭わないなんて思っている人が日本人に何人いるのだろうか?
恐らく、殆ど居ないのでは?
尤も、無防備平和条例を推進するような人は、「ウチは鍵なんて掛けないわ。鍵なんて掛けたら泥棒が入るから」と思っているのだろうけどね。
でも、常識的に考えても、こんな妄想を本気で信じる人って少ないと思うよ。

大田区では、今月の4日に市民団体が直接請求で「無防備平和条例」の制定を求めたらしい。
折りしもと言うべきなんだろうけど、今月4日と言えば、北朝鮮が日本海にミサイルを発射した日。
って言っても、日本時間ではミサイルの発射は5日だから、直接請求はその前日って事ね。

殆ど隣国といっていい国が、国際法や国際常識なんてまったく無視してミサイルを発射する。
国連の安保理で全会一致で非難決議がなされようと逆切れするだけの国が近くにある。
そういった現実を見て、何故「無防備」であることが市民を守る事になると考えるのか?
北朝鮮は、「国際法」や「ジュネーブ条約」なんてまったく気にしないよ。
いや、都合の良い部分は気にするかもね。
日本は自衛隊を持っているけど、大田区は無防備地域だから、大田区を先ず占拠して、大田区を拠点に日本の「無防備都市宣言」している都市を攻撃すればよいとね。
無防備都市宣言は、占領された後に紛争相手国に軍事基地化される事までは制限を設けていないものね。
そして、仮に自衛隊が出動でもしたら、「大田区は無防備都市宣言をしているじゃないか。日本の自衛隊が迎撃するのはジュネーブ条約59条違反だ」と言いかねないね。


自治体は住民の生命、財産の安全確保にその使命がある。
だから、大田区議会がこの請求を否決したのは当然の事。

先の北朝鮮のミサイル発射で、日本は2つの事を再認識した。
ひとつは、此処には何度も書くけど、北朝鮮が日本にとって脅威であること。
国際法、条約、国連決議といった国際的な決め事は、北朝鮮にはまったく通用しない。
そんなならず者国家が近くにあると言う事は、日本の政府や自治体はそういった“脅威”には敏感でなければならない。

そして、もうひとつは、日本人は日本しか守ってくれないという事。
日本は以前からアメリカと国連に日本の安全保障を委ねている。
でも、北朝鮮がミサイルを撃ってからの10日間の国際的な駆け引きの中で、安保理が各国の利害の中で行動していることがはっきりした。
例えば北朝鮮が日本を攻撃した場合でも、国連軍が北朝鮮に軍事制裁を行うかと言えばそうではない。
それは、今回の安保理での中国とロシアの議長声明案の提案や国連憲章7章に基づく決議案には拒否権発動の姿勢で明らかなように、中国とロシアが拒否権を発動するだろうから国連軍はビクとも動かない。
っていうか、動けない。
外交関係ではともすると、アメリカ一辺倒ではなく国連主義にという意見も与党の一部や野党党首などから聞かれるが、国連主義では国を守る事はできない。

同様にアメリカも、盲目的に頼ることはできない。。
イラン、中東に安全保障上の問題を抱えるアメリカは、安保理決議の件では当初は日本と一体となって「断固とした措置」を望んだ。
が、日米が提案した安保理決議案がすんなり通らないとなると、日本に譲歩を促すようになった。
これって、日本とアメリカが日本の“そこにある危機”に対して、決して一枚岩ではないという事の表れ。
仮に沖縄などの米軍が駐留しているような地域を攻撃されて米兵に犠牲が出たとしたら、アメリカも真剣に援軍をくれるだろうけど、北海道や本州中部地方などの米軍が居ない所を攻撃されたとしたら、日米安保条約があるとは言え何処まで真剣になってくれるのか判ったものじゃない。
下手をすると、日本と相手当事国に“和解”(攻撃されただけでの和解じゃ、実質降伏?)だって言い出しかねない。

となると、やはり自分の身は自分で守れるようにならないとね。
間違っても、「守るつもりはありません」だなんて宣言しちゃダメだよね。

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