- 2006年7月27日
- 07.独り言
今日は映画に関連する話を2題。
映画「ティファニーで朝食を」のドレスが競売へ［ロンドン ２６日 ロイター］ 競売大手のクリスティーズは２６日、映画「ティファニーで朝食を」で故オードリー・ヘプバーンが着用した黒のドレスがオークションに出品されると発表した。予想落札価格は９０－１３万ドル（約１万７００－１５１０万円）としている。
フランスを代表するデザイナー、ジバンシイによるこのドレスは、インドの恵まれない子供たちを支援するチャリティのために出品されるという。
ドレスは１２月５日、クリスティーズが毎年行っている映画やエンターテインメントにまつわる品が出されるオークションに出品される。
同映画では、ヘプバーン演じるホリーが早朝、ニューヨークの５番街にある高級宝石店ティファニーのショーウインドーを、パンをかじりながらのぞき込む冒頭シーンでこのドレスを着用している。
（ロイター） - 7月27日18時2分更新
オードリー･ヘップバーンって、好きだわ。
2年前の2004年6月に、偶々行った渋谷のbunkamuraで「オードリー･ヘップバーン展」を見た。
彼女の幼少期の写真や、彼女が書いたり、貰ったりした手紙、そして映画で着用した衣装などが展示されていた。
展示されている衣装はどれも直ぐに映画が思い出せるようなものばかり。
オードリーファンの私は、そういった衣装が目の前で見られて嬉しかった。
映画からも伺い知れるとおり、彼女は小柄。
当然衣装も小さい。
まるでお人形の衣装のようだった。
まぁ、彼女の衣装を買う人は、自分が着用する目的で買うわけではないだろうから、大きさなんて関係ないか(笑)
それにしても、予想落札価格が90ドル～だなんて。。。
オードリーに失礼だわ。
さてさて、もうひとつの話題。
国際映画祭中止へ 再建団体表明の夕張市財政再建団体入りを表明した北海道夕張市は２７日までに、全国的に有名な「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」を２００６年度から中止する方針を固めた。例年国内外から６０本前後の作品と多数の映画関係者や観光客が集まる同市の目玉事業だった。
単独事業、補助事業ともに未発注事業は原則中止を決めたのに伴う措置で、未発注事業中止の方針は北海道に報告した。
夕張市は石炭産業から観光産業中心の町づくりへ転換を図り、１９９０年に第１回映画祭を開催。資金は竹下内閣時代の「ふるさと創生」事業の資金１億円を活用した。以降今年２月まで１７回開催された。期間中は市民も参加して各種の催し物が行われ、全国的にも有名な事業となった。
（共同通信） - 7月27日23時7分更新
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」と言えば、数ある日本の映画祭の中でも有名なもののひとつ。
上映作品もそれなりに多いし、上質な作品が多かった。
何より話題性があるのだから、わざわざ夕張まで出向いて観る人も多かったと思う。
夕張市にとっても、有益な観光事業の一つだったのでは？
映画祭中止の理由は財政再建団体入りして、各種事業の縮小見直しの一環で、夕張市の単独事業や補助事業、未発注事業の原則中止に伴う措置だとか。
でもねぇ。。。
原則中止って言ったって、利益が上がっている事業まで中止してどうするの？
夕張市は、炭鉱が閉鎖されて以降、工業団地の誘致などを行っているが、夕張メロン生産以外で新しい産業は育っていない。
そんな中、黒字が見込まれる事業を中止してしまって、どうやって収入確保をするつもりなんだろう？
財政再建といっても、何でも止めればイイ訳ではない。
収入が見込まれるものと見込めないものをきちんと選別して、収入が見込めるものをより大きくするほうがイイと思うのだけど？
それとも、映画祭ですら赤字だったのかなぁ。。。
とにかく、残念なニュースだね。
Comments:3
- リッツ 2006年7月28日 21:03
今晩は。
所詮はお役人さんが、考えて決めた事だと思います。
なぜ、彼等はこうなんでしょうね。
最近、道内の旭川動物園がテレビ等に出るのを目にしてますが、
あそこはスタッフ自らがアイデアの元となるスケッチを持ちより
思考錯誤して年々集客をアップさせていった経緯があるそうです。他から学ぶという事ができないのでしょうか。
手は、ＣＯＯさんだったんですね、
お美しいものを、どうもありがとうございます。- まる 2006年7月28日 21:51
同意！
もし、万が一いま、赤字だとしても町の将来を考えて継続するべきものもあるでしょうに。
10何年か継続して、それなりの評価も得てきた。
これって、ポンとお金を出して得られるものじゃないでしょう？
そう言う金に換算できない（きっと出来るんでしょうけどね、そっちのスペシャリストは）ものをもっと大切にしないと。
映画祭単体じゃない、収支ってあるんじゃないの？お客も来るし、全国的な知名度とか。
同じ炭鉱で落ちぶれた、三笠や美唄とかよりも圧倒的に知名度があるのは、メロンもあるけど、最近では映画祭と言うのが大きいと思うけどなぁ。
ゆうばり映画祭で何某か賞を得た監督が将来、育ったらそれはそれで大きな宣伝効果だし、だいたい、これ止めちゃって町を復興させる奇策でもあるのかい？
いっそ、変な事業を止めて、映画祭に重点投資して充実させるほうが将来性があるんじゃないのん？
と、思う。
必要なものも削ったら、あとは消えていくしかないね、この町。
メロンじゃ人は呼べないよ（笑）
これって素人考え？このニュースを見たとき、あほズラの役人の顔が脳裏に浮かび、思わず
「ば～か」と呟いてしまった。- COO 2006年7月29日 03:27
＞リッツさん
お役人は一般企業に比べて、“考え”たり“判断”しないように思います。
法が理不尽だと思っても、履行する事が任務だからでしょうか。。。私の職場でも、メンバーにALL or nothing、yesかnoかの判断しかさせたがらない人がいます。
判断に“恣意”が入るのを防ぐというのがその理由です。それぞれの立場にそれぞれの言い分はあるのでしょうが、
お役人に関しては、もう少し高いレベルで「考えて」欲しいですよね。。。
＞まるさん
単独事業か否かで、事業内容も吟味しないままでの中止にはビックリです。
今朝読んだ新聞では、産業再生機構で、従業員（という、ある意味“ソフト”）の確保が生き残りの成否を分けると判断していたのに、
夕張市は何に“生き残り”をかけるのかと、他人ごとながら心配になりました。。。
